もち米を炊飯器で炊くときに、固くなったり芯が残ることがあります。
そのようなときに試す方法は、再度炊くとか、電子レンジで温めるとか、別の料理に変えるといった方法が考えられます。
再度炊く場合や電子レンジで温める場合は、少し水を加えてください。
料理のアイデアとしては、チャーハンやオムライス、焼きおにぎり、リゾットがおすすめです。
さらに、炊飯器で炊いたもち米が硬くなる理由や対策についても説明しますので、最後までご覧ください。
炊飯器で固く炊けたもち米の対処法
もしもち米が固く炊きあがってしまっても、美味しく食べる方法がありますので、ここで紹介します。
再炊飯
もち米が固い場合、炊飯器にそのまま置いた状態で、水とお酒を少しずつ振りかけて軽く穴を開けます。
そしてもう一度炊きます。
これで米が柔らかくなります。
水の量は、お米の固さに応じて、1合につき大さじ1程度が目安ですが、多すぎるとご飯がべちゃっとしてしまうので注意が必要です。
電子レンジ利用
水を加えた後、軽くラップをして電子レンジで2~3分加熱します。
水蒸気が米を柔らかくします。
水の適量は、1合につき大さじ1です。
硬さが残る場合は、30秒ずつ加熱時間を増やして調整します。
冷凍法
固いもち米はおにぎりにしてラップで包み、冷凍庫に入れます。
食べる際にはレンジで加熱すると、解凍時の水分がお米を柔らかくします。
おこわのアレンジレシピ
固く炊けたもち米を使った異なるレシピもお試しいただけます。
・おこわチャーハン
固いもち米は水分が少ないため、パラパラのチャーハンに最適です。
フライパンで炒め、調味料で味を整えるだけで、美味しいチャーハンができます。
・おこわオムライス
レンジで柔らかく温めたおこわを、焼いた卵で包むとオムライスになります。
通常のチキンライスの代わりに和風テイストで楽しめます。
・おこわ焼きおにぎり
おこわを形成した後、トースターで焼くことで、香ばしさが増して一層美味しくなります。
・おこわリゾット
鍋におこわを入れ、水で薄めためんつゆを加えると、美味しいリゾットが作れます。水分の加減はお好みで調整してください。コンソメも良く合います。
もち米が硬く炊ける原因と対策
もち米が硬く炊けてしまう主な原因は、米が十分に水を吸っていないことです。
具体的な理由を解説します。
調味料を加えすぎた場合
もち米が硬くなる主な理由の一つに、調味料を入れ過ぎることがあります。
もち米を水につける際、すでに調味料が混ざっていると米は水を十分に吸収できません。
これは調味料が含む塩分やしょう油が水の浸透を妨げるからです。
その結果、米は外側が硬く中心部に芯が残ることがあります。
吸水する際は、まずは清水だけで30分から1時間程度は水を吸わせ、その後で調味料を加えることが重要です。
米の洗浄が不十分な場合
精米技術の進歩にも関わらず、米粒にはまだ糠が残ることがあります。
糠が残っていると水の吸収が悪くなりますので、米を炊く前にはしっかりと洗うことが大切です。
硬水の使用
もし料理にミネラルウォーターや硬水を使用しているなら、それが原因で炊きあがりが硬くなることがあります。
日本の米は軟水で炊くのが最適です。
古米の使用
保存が長い米は乾燥しており、新鮮な米に比べて水分を吸いにくいです。
もち米を炊く際は新鮮な米を選び、充分に水を吸わせることが大切です。
タイマー設定での炊飯
タイマー機能は便利ですが、もち米を炊く場合には不向きです。
炊きムラが生じやすく、硬い仕上がりになることがあります。
もしタイマーを使用する場合は、炊飯時間を調整するか、手動で朝に炊くことをお勧めします。
もち米が硬くなったときの対処方法
炊飯器でもち米がうまく炊けなかった場合の対処法には、再炊飯や電子レンジでの加熱、別の料理へのアレンジなどが有効です。
具体的なアレンジレシピとしては、チャーハン、オムライス、焼きおにぎり、リゾットがおすすめされています。
もち米を炊飯器で炊く際の一般的な失敗は「事前の水吸いが不足している」ことが多いです。
米が水を十分に吸うようにしてから炊飯を開始しましょう。
もしもち米が固く炊き上がってしまっても、少し工夫をすることで美味しく食べることができますので、すぐに諦めずにトライしてみてください。