ちょっと話題になった水漬けパスタ。
上手いこと作れずにドロドロになるという話をよく聞きます。
失敗例が多くまずいという人も。
水漬けパスタが失敗してまずくなる理由、水に漬ける適切な時間や料理法を紹介します。
水漬けパスタがドロドロになる原因
水に漬けたパスタが有名になった背景には、NHKの番組「ためしてガッテン」でレシピが放送されたからとか警視庁のツイートが発端であるとか色んな説があります。
番組で紹介されたレシピでは
「浸水時間の目安以上にパスタを浸しても、麺が余分に水を吸ってふやけることはありません。」
と言われていました。
つまり、一定の時間の目安はあるが、それ以上に水に漬けても問題ないと言っています。
本当なのか信じがたいですが、実は、パスタは水に長時間漬けてもパスタの重量と同じだけの水分しか吸収しない性質があるので問題ないのです。
ただし、最大限の浸水時間は半日までとされているため、この時間を守ることが大切です。
といっても一応の水に漬ける時間の目安がありますので紹介しておきます。
スパゲッティの茹で時間の10倍が目安です。
水に漬ける時間は麺の太さによっても変わります。
- 1.4mm(茹で時間6分)=60分
- 1.7mm(茹で時間9分)=90分
- 1.9mm(茹で時間12分)=120分
また、早ゆでタイプの麺はドロドロになりやすいので水漬けパスタには適していません。
具体的には、1.3mm以下の細麺が該当します。
つまり、ドロドロにならないためには乾麺の太さが1.4mm以上のものを使う必要があり、浸水時間は12時間以内にすることが大事なのです。
私も長時間水につけたパスタを試しましたが、意外にも美味しく食べることができました。
水漬けパスタがまずいと言われない作り方
水漬けパスタの最大の魅力は、わずか1分で茹で上げることが可能なことです。
それと、4時間以上水に浸けた場合は茹でる必要がないということです。
ですが、美味しさを増すための工夫があります。
- 茹でる。
- 漬け水を茹でる際に活用する。
水漬けパスタがまずいと言われるのは、茹でるのを省略してることが多いです。
柔らかすぎてソースの味もせず美味しくないです。
結局茹でるのなら、水漬けは意味がないと思われるかもしれませんが、通常のパスタの茹で方は手間がかかり、大きな鍋が必要で面倒です。
一方、水漬けパスタは手軽です。
少量の水(約200ml)で30秒ほど茹でるだけでいいんですから。
茹でる前の注意点として水はしっかり切りましょう。
ただし、水漬けパスタはソースを絡めるとまとまりにくく、味気ない印象を与えるという欠点があります。
これは漬け水を活用することで克服できます。
通常のパスタを茹でた際の茹で汁と同様に、漬け水にも重要なでんぷんが溶け出しています。
この漬け水を使って茹でることで乳化させ、美味しいパスタに変身させることができます。
まとめ
水漬けパスタがまずいと言われがちな理由を紹介しました。
しっかり時間や手間を守るとまずくはなりません。
茹でる時間が短くてすむ水漬けパスタですが、美味しく作ろうと思うと意外と作業工程も多いのでそんなに手軽ではないのかもしれません。