半熟ゆで卵が思ったよりも柔らかくなってしまった時、どう対処すれば良いか迷った経験はありますよね。
私自身、ゆで卵が思ったよりも柔らかかった際に、どのように扱えば良いのか考え込んだことがあります。
実は、半熟のゆで卵が柔らかすぎる場合、再加熱する方法がいくつかあります。
「鍋で茹で直す」「湯せんで加熱する」「電子レンジで温める」という三つの手法が効果的です。
ここでは、ゆで卵が半熟すぎたときの茹で直しや再加熱の方法や、電子レンジでの注意点を詳しく紹介します。
ゆで卵が柔らかすぎた場合の再加熱の方法
ゆで卵を作る際「予想以上に柔らかくなってしまった」という経験は誰にでもあります。
一見シンプルな調理法であるゆで卵も、時には希望する固さを達成するのが難しいものです。
もし、ゆで卵が柔らかすぎる場合、お鍋や電子レンジを使用して再加熱する方法があります。
ゆで卵は殻を剥くまで中身の状態が分かりませんから、再加熱が可能であるという知識は非常に役立ちます。
個人的には固めのゆで卵を好むのですが、作ると大抵柔らかめになってしまうことが多いです。
お鍋での再加熱方法には、「茹で直す」「湯せんする」の2通りがあります。
これらについて順にご説明していきます。
茹で直す
柔らかすぎたゆで卵も、元のゆで方と同じくお鍋で茹で直すことが可能です。
お鍋での再加熱方法
- 鍋に水を入れて沸騰させ、ゆで卵を加える。
- 好みの固さが得られるように煮る。
再加熱には短時間で十分だろうと考えがちですがこれは間違いです。
みんながやりがちな過ちです。
一度冷めたゆで卵を扱う際には、初めて調理する時と同じく十分な時間をかけて茹でる必要があります。
ゆで時間の目安(お湯からの場合)
- 6分〜6分半:黄身がとろとろの半熟卵。
- 7分〜8分:黄身がほどよくしっとり。
- 12分:黄身がしっかり固まった固ゆで卵。
茹で直しは手間なだけなので、最初から適切な時間を確保して調理しましょう。
湯せんする
ゆで卵を再加熱する際、湯せんは非常に効果的な手法です。
沸騰させたお湯を使って、簡単にゆで卵を温め直すことができます。
完全に固まったゆで卵と柔らかい半熟卵では、再加熱する際の温度や時間が異なります。
あなたがどのタイプのゆで卵を好むかによって、方法が変わります。
固いゆで卵にする温め直し方
- 水を鍋で沸騰させる。
- 沸騰後、火を止めてゆで卵を鍋に入れる。
- 鍋に蓋をして、約5分間そのままにしておく。
殻は白身が固まっていれば剥いても大丈夫ですが、まだ卵が柔らかすぎる場合は殻を付けたままにしておきましょう。
半熟卵にする温め直し方
- 鍋に水を入れ、60℃まで温める。
- 60℃に達したら、火を止めてゆで卵を入れる。
- 鍋に蓋をして、約5分間そのままにしておく。
キッチンタイマーを使うと、放置しておいても大丈夫なので非常に便利です。
煮込み料理に使うならそのままで
ゆで卵を煮込み料理に使用する予定があるなら、そのまま煮汁に加えることをお勧めします。
煮汁に浸すことで、ゆで卵にじんわりと味が染み込みます。
例えば、豚の角煮やおでんなど煮込むことで完成する料理には、半熟の状態であってもそのまま入れて大丈夫です。
手間が省ける上に、味もより一層染み込みます。
ただし、煮込みすぎたりするとゆで卵が過度に固くなってしまう可能性があるので注意が必要です。
ゆで卵が半熟すぎたときに電子レンジで安全に再加熱する方法
「電子レンジでゆで卵を温め直せるかどうか」はよくある疑問ですね。
電子レンジで卵を温めるなんて爆発するイメージしかありませんから。
実は、電子レンジでの再加熱は可能ですが、ゆで卵を加熱する際には爆発のリスクが伴うためいくつかの注意点を守る必要があります。
電子レンジでの安全な再加熱方法
- ゆで卵から殻を完全に除去する。
- 爪楊枝や竹串を使用して、卵に5箇所以上の穴を開けることで内部圧力を逃がす。
- 電子レンジの出力を低め(例えば500W)に設定し、10秒から始めて加熱する。
ゆで卵が非常に柔らかい場合は、耐熱容器を使用して加熱すると良いでしょう。
この際も、黄身に穴を開けることが重要です。
電子レンジを利用してゆで卵を再加熱できれば、別の作業を同時に進めることができより効率的に時間を使うことが可能です。
電子レンジで安全にゆで卵を加熱するための重要なポイント
電子レンジを使ってゆで卵を再加熱したい時、多くの人が爆発のリスクを心配します。
安全に加熱するために、覚えておくべき大切なポイントがあります。
穴を開けること
ゆで卵内部の圧力を解放するためには、卵に穴を数か所開けることが必須です。
この穴は、卵の一方の面からもう一方の面に貫通するように深く開ける必要があります。
穴が小さい場合や数が不十分な場合は、卵が爆発するリスクが高まります。
箸や他の道具を使って、穴をしっかりと大きめに開けましょう。
穴を開けた後の見た目に変化があっても、味には影響しません。
段階的に加熱すること
ゆで卵を高温で一気に加熱すると、内部の圧力が急速に上昇し爆発の危険性が高まります。
低いワット数(例えば500W)で加熱を始め、10秒ごとに様子を見ながら加熱時間を調整してください。
電子レンジ内でゆで卵が爆発すると、大変な清掃作業が待っています。
生卵や半熟卵、温泉卵も同様に電子レンジで加熱する際は注意が必要です。
アルミホイルを使用したゆで卵の加熱方法
ゆで卵をアルミホイルに包んで加熱する方法もあります。
- ゆで卵を殻から完全に剥き、アルミホイルでしっかり包みます。
- 耐熱容器にゆで卵と一緒に水を加え、耐熱容器にはラップを軽くかけます。
- 低ワット数で加熱し、水に完全に浸かるようにしてください。
アルミホイルが水面から出ていると、発火する恐れがあります。
ゆで卵を完全にアルミホイルで包むことで、爆発のリスクを減らしゆっくりと均一に加熱することが可能になります。
加熱後の取り扱いには注意し、電子レンジが非常に熱くなることがあるので火傷には十分注意してください。
卵が固まる温度
卵の白身と黄身は固まる温度が異なります。
白身は約60℃で固まり始め、75〜80℃で完全に固まります。
一方、黄身は約65℃から固まり始め75℃を超えると完全に固まります。
白身が先に固まり始めるものの、黄身がより早く完全に固まるのです。
温泉卵など特定の卵料理はこの特徴を利用して作られています。
このように、卵が固まる温度を知ることで様々な卵料理の調理時に役立てることができます。
ゆで卵が柔らかすぎた場合のリメイクのレシピ
ゆで卵を作って、思いの外柔らかくなってしまってどうしようもないときもあります。
黄身の硬さが期待と異なったりして意図した料理に合わないことも。
でも、柔らかすぎたゆで卵はリメイクレシピで見事に活用できます。
ここでは、ゆで卵を再活用した私のおすすめリメイク料理をいくつか紹介します。
味付け卵
半固形のゆで卵でも、味付けすることで新たな美味しさを発見できます。
特に、ラーメンのトッピングとしても活躍します。
めんつゆに卵を浸すだけで簡単に味付け卵が完成します。
穴が開いている卵も、味が染みやすくなります。
卵サラダ
家庭で人気の卵サラダも、柔らかいゆで卵から作ることができます。
フォークで卵を潰し、マヨネーズと適量の塩コショウで味を調えます。
サンドイッチの具や野菜サラダに混ぜても良し。
ピクルスを加えれば、タルタルソースの代用にも。
いり卵
柔らかすぎるゆで卵は、いり卵にリメイクするのがおすすめです。
卵を潰し、醤油とみりんを加えて混ぜフライパンで炒めます。
鶏そぼろとの組み合わせで二色丼にしたり、混ぜご飯の具にするとお弁当にも最適です。
これらのアイデアを活用すれば、ゆで卵を失敗したとしても美味しい料理に生まれ変わらせることができます。
失敗を恐れず、柔らかいゆで卵も美味しく楽しみましょう!
まとめ
ゆで卵の茹で直しの方法をいくつか紹介しました。
ゆで卵を作るように普通に茹で直せばいいのです。
電子レンジは時短にはなりますが準備がちょっと手間ですね。