合格祈願は基本的に本人が参るものですが、心配のあまり、親がお参りにいくこともありますよね。
本人以外がお参りしても効果はあるのでしょうか。
実は効果はあります。
ここでは、合格祈願を本人以外の親などが代参りした場合に効果はあるのか、やり方や注意点など解説します。
合格祈願を受験生本人以外が参る手順
本人の代わりに受験生の家族や関係者が神社などにお参りする行為を「代参り」と呼びます。
この習慣は江戸時代から続く歴史ある合格祈願の方法です。
昔も現代と同様に受験生は多忙で、合格祈願のために神社に足を運ぶ余裕がないことから、「代参り」が生まれました。
受験生は健康管理も重要な要素となっており、そのためにもこの方法が活用されています。
合格祈願を本人以外が参る「代参り」でも、正しく行えばしっかりと効果があります!
例えば、「○○君が合格しますように」といった形で、受験生の家族や塾の先生が合格祈願してくれることがあります。
しかし、受験生以外が行う代参りにはいくつかの注意点があるのです。
ただ祈るだけではだめなのです。
- 祈願する人と代わりに祈る人の氏名を神様に明確に伝える。
- 祈願する人との関係を説明する。
- 祈願する人の住所、年齢、生年月日、受験する学校を正確に伝える。
これらの3つのポイントを踏まえた代参りするときの祈願の例を紹介します。
○○は▲▲に住んでおり、〇〇生まれの○才です。
○○は、○月○日に、〇〇大学の〇〇学部の受験を控えています。
○○が合格できるように、彼は必死に勉強していますのでどうかお力添えをお願いします。
このような感じですね。
最も重要なのは、具体的な情報を伝えることです!
もう一つの注意点は、代参りの際に代参りだけに専念することです!ということです。
「せっかく来たので自分のお参りも」という気持ちになることは理解できます。
しかし、他のお願いごとは控え、代参りが終わったら速やかに帰るのが良いです。
さらに代参りはその日の最初に実施しましょう!
遠くから来る場合は早め家を出なければなりません。
朝が難しい場合でも、午前中には代参りするようにしましょう。
観光や用事は代参り後にすること。
後回しにするとご利益が薄れてしまいます。
まとめますと、代参りは午前中に(朝一が望ましい)、他の祈りは避け合格祈願の内容を具体的に伝えることです。
これだけ守れば良いのです。
自分も受験時に親に心配をかけまくりました。
ドラマや漫画を見ていると、子供が夜遅くまで勉強していて、母親が夜食を部屋に持ってくるシーンがよくありますよね。
その都度、
「当時は気付かなかったけど、自分はこんなにも心配をかけていたのだなあ」と深く感じます。
私が合格して母に伝えたときの母の安堵した顔は今でも忘れません。
合格祈願のお守りを渡すタイミングはいつが適切?
合格祈願に訪れると、お守りをいただきますよね。
受験生本人にお守りを渡す際に特定の時期が定められているわけではありません。
年が明ける前に余裕を持って渡すのが良いかもしれませんね。
お守りはもともと、お参りできない人々のために与える意味合いがあります。
かつては神社やお寺が郊外に位置していたため、なかなか足を運ぶことが難しかったのです。
代表者が神に祈りを捧げて得たお守りを、参拝できなかった方々に分配するというのがその由来です。
お守りの本来の目的を理解すると、代参りにもしっかりとした意味があり、お守り自体にもちゃんとしたご利益があることが分かりますね。
合格祈願で受験生が感激するアイテム
ここでは、実際に受験生が嬉しく思うアイテムをご紹介します。
ますは1つ目、あったかグッズです!
受験シーズンは特に寒くなることがありますから体調管理が重要ですね。
受験生にとってはカイロやブランケットが非常に役立つでしょう。
2つ目はリラックスグッズです。
熱中して勉強していると、焦りやプレッシャーからイライラすることがあります。
私も些細なことでイライラしてしまい、周りに迷惑をかけたことがあります。
そうならないためにもリラックスできるアイテムは欠かせません。
甘いお菓子や温かい飲み物はいいでしょうか。
特にお菓子は手が汚れにくいものが好ましいですね。
糖分の摂取は頭を働かせるのに効果的です。
自分も受験当日に担任の先生からもらったお菓子は今でも忘れません。
最後に3つ目は、やはりお守りですね。
お守りには前述の通りご利益があるばかりでなく、贈ってくれた人の思いも込められています。
私は徳島県にある学駅という場所のお守りが嬉しかったです。
学駅の5枚の入場券で「ご入学」という意味が込められていました。
まとめ
合格祈願を本人以外がお参りする代参りについてご紹介しました。
きっちり作法を守れば効果はあると思います。
お参りは親などに任せて受験生にはしっかり勉強してもらいたいですね。