家でついたり、こねたりするお餅。
固くなりやすいですよね。
砂糖を混ぜると固くなりにくいのですが、もち米にいつ混ぜたらいいのでしょうか。
ここでは、お餅に砂糖を混ぜるタイミングや固くならない方法などまとめました。
餅を固くしないための砂糖の入れ方
お餅を柔らかく保つために、砂糖を加えるのがポイントです。
砂糖を混ぜるのは、お餅をつくときや完成後のどちらでも良いです。
柔らかく保存したいお餅には、少量の砂糖を混ぜ込みます。
ただ、砂糖を加えると長期保存が難しくなりカビの発生が促進される可能性があります。
この砂糖を混ぜるという方法は、お餅を2~3日以内に消費する場合に最適です。
食べる前にはカビの有無を確認してから食べるようにしましょう。
餅が固くならないようにトレハロースを入れる
トレハロースは、トウモロコシなどのデンプンから抽出された甘味料です。
その甘さはお砂糖の半分以下です。
トレハロースをお料理に加えると、野菜や果物の新鮮さを維持したり、変色を防いだりしてくれます。
また、肉や魚の臭いを抑えたりして、簡単に料理のクオリティを向上させることができます。
アボカドやリンゴなどに使用すると、時間が経っても変色しにくくなります。
トレハロースをお餅に使用したときの効果です。
- 甘さを控え、もちもちの風味と弾力を維持します。
- もちもちした食感を保ちます。
【トレハロースの使用方法】
当日に食べたい場合は、もち米に対してトレハロースを約5%加えます(もち米が1500gならトレハロース75~85g)。
翌日に食べたい場合は、もち米に対してトレハロースを約10%加えます(もち米が1500gならトレハロース150~165g)。
- もち米を前日から水に浸し、吸水したもち米を蒸します。
蒸し時間の目安は30分~40分です。 - トレハロースと熱湯を混ぜ、シロップを作ります。
- 蒸しあがったお米を餅つき機でつきます。
- お米の粒がある程度なくなったら、2のシロップを数回に分けて加え、なめらかになるまでつきます。
- 蓋がある餅つき機の場合は、シロップを入れ終わったら蓋を閉め、あたたかいうちにしっかりなじませます。
これにより、もちもちとしたお餅が完成します。
柔らかいお餅が好きな方におすすめです。
固くなってしまったお餅を柔らかくする方法
保存に失敗してしまって、お餅が固くなってしまうことはよくありますね。
家で作ったお餅は時間が経つとどうしても固くなりがちです。
市販のお餅が柔らかいのは、砂糖や水あめ、トレハロースを加えているからです。
お餅が固くなってしまった場合の対処法を紹介します。
電子レンジで加熱
- 耐熱皿とお水を用意します。
- 少量の水をお餅にかけます。
- ふんわりとラップをかけます。
- 電子レンジ600Wで1~2分加熱します。
電子レンジを使用する際には、全く水を使わないと固くなる可能性があるので注意が必要です。
炊飯器で温める
炊飯器の保温機能を利用すると、簡単にお餅を柔らかくすることができます。
お餅を一つずつラップに包み、炊飯器に入れて保温ボタンを押すだけです。
約30分で柔らかくなります。
炊いたご飯の上にも置いておいてもいいですよ。
鍋で茹でる
- 鍋にお餅を入れ、餅がかぶるくらいの水を加えます。
- 沸騰したら弱火で約2分茹でます。
餅をそのまま鍋に置いておくとドロドロになる可能性があるので、忘れずに引き上げてください。
お湯に入れるのではなく、水から茹で始めるのがコツです。
フライパンで蒸し焼きにする
電子レンジよりはやや時間がかかりますが、つきたてのような柔らかく弾力があるお餅に仕上がります。
- フライパンに薄く油を引き、1分間強火にします。
- 餅を両面水に浸します。
- フライパンにお餅を入れます。
- 大さじ1杯の水を入れ、すぐにフライパンに蓋をします。
- 30秒蒸し焼きにしたら火を止めます。
- 7分間予熱で温め、取り出します。
お餅を美味しく食べたいなら、フライパンで蒸し焼きがおすすめです。
これは以前、テレビでも紹介されました。
ぜひ試してみてください。
まとめ
お餅が固くならない作り方として砂糖を混ぜる方法などを紹介しました。
砂糖を混ぜるタイミングには特に決まりはなく、いつでも構いません。
固くなってしまった場合も、電子レンジやフライパンなどで簡単に復活出来ますので試してみてください。