新年が明けるとどんど焼きが行われます。
どんど焼きは行事の名前ではあるのですが、お団子にもどんど焼きと呼ばれるものがあります。
ここでは、どんど焼きと呼ばれるお団子の作り方とその由来を解説していきます。
どんど焼きの団子の由来
なぜ「どんど焼き」と呼ばれているのでしょうか。
それは、この団子がどんど焼きの残り火で焼かれるからです。
この季節のこの団子はどんど焼きと呼ばれるようになりました。
どんど焼きは特定の行事です。
田んぼや空き地、神社の境内などで正月飾りや子どもたちの書き初め、お守りなどが焼かれます。
正月飾りや書き初めを焼いた残り火を使用して団子を焼く習慣があります。
どんど焼きの残り火で焼かれた団子を食べると、その年は風邪を引かず、虫歯にもならず、健康で過ごせると言われています。
一般的に小正月の1月15日に行われます。
言い換えれば、どんど焼き団子は小正月の飾りとして作られる食べ物です。
興味深いことに、地域によっては異なる呼び名が存在します。
「繭玉」「舞玉」「生業木(なりわいぎ)」「木団子」「餅てまり」といったカッコイイ名前が使われています。
上新粉を使用したどんど焼き団子の簡単な作り方
上新粉を使ったどんど焼きの作り方です。
上新粉の団子は白玉粉で作る団子とは手順が異なります。
私はそれを知らずにいつもの手順でお団子を作ったら、残念ながら失敗してしまいました。
簡単に白玉団子のように作れると思っていたのが誤りだったのです。
しかし、友達のアドバイスを得て手順を少し変えただけで、美味しい団子ができたんです。
その時に試したレシピです。
【材料】 約20~25個分
- 上新粉:1袋
- 砂糖:入れても入れなくてもよい
- 熱湯:200cc
☆みたらしのあん
- 水:100cc
- 砂糖:大さじ3杯
- しょうゆ:大さじ2杯
- みりん:大さじ1杯
- 片栗粉:大さじ1杯
【作り方】
- 上新粉と砂糖をボウルで混ぜる。
- 熱湯を入れ、木べらで混ぜる。
- 一つにまとまったらお湯で練る。
※お湯を使うと粘りが出て、蒸す時に熱が伝わりやすくなります。 - 棒状にして、一口サイズにちぎって丸める。
- 蒸す。
- みたらしあんを作る。
※ボウルに☆の材料を入れ、とろみがつくまでよく混ぜる! - 最後にみたらしあんをかければ完成!
水分の多い豆腐を加えると同じように柔らかい団子ができますよ。
ぜひ試してみてください!
茹でることが一般的ですが、茹でると水分が含まれにくくパサパサになります。
茹でるのはNGです。
上新粉の団子は蒸す方がずっと美味しいです。
なぜかと言うと、蒸すと水蒸気が発生しますよね?
水蒸気で加熱すると湿気が保たれ、しっとりしたモチモチ団子になるのです。
私は柔らかい方が好みなので、少し多めの水分で蒸した結果、非常に柔らかくて美味しかったです!
注意点として、白玉粉と同じ感覚で上新粉で団子を作ると硬く、粉っぽくなることがあります。
上新粉の作り方で蒸してみましょう。
まとめ
どんど焼きの由来とどんど焼き団子の作り方について紹介しました。
なかなかどんど焼きの残り火で焼くのも難しいですから、お家で上新粉を使って団子をうまく作りたいですね。