もしワキのにおいや足が気になる方には、消臭に効くとされるミョウバン水の作り方をご紹介します。
ここでは、ミョウバン水500ml分の簡単な作り方や体臭を抑える使い方、洗濯や掃除などでの使い方、保管のコツや溶けにくい時の解決策についても触れていきますよ。
ミョウバンは、日常生活の様々な場面で役立つ万能アイテムです。
ミョウバン水500mlの作り方
初心者でも簡単にできるミョウバン水の作り方と、その使用法、保存方法について詳しく解説していきます。
ミョウバン水は、自然な消臭剤としてだけでなく様々な用途で活躍する便利なアイテムです。
ミョウバン水の原液の作り方
必要な材料
- 500mlの清潔なペットボトル
- 焼きミョウバン15～20g（計量スプーンで大さじ1.5～2杯）
- 水道水（500ml）
- はかりまたは計量スプーン
作り方
ミョウバンの量を計る： はじめに、焼きミョウバンを15～20g、ペットボトルに入れます。計量スプーンを使う場合は大さじで1.5～2杯が目安です。
水を加える： 次に、500mlの水道水をペットボトルに加えます。この時、ボトルの口が狭いと水が入れにくいので、広口の容器を使用すると便利です。
よく振る： 蓋をしっかりと閉めた後、ペットボトルを強く振ってミョウバンと水が均一に混ざるようにします。
溶解を待つ： ボトルを室温で放置し、1～2日待ってミョウバンが完全に溶けるのを待ちます。溶ける速度を上げたい場合は、水の代わりにお湯を使うと良いでしょう。
完成： ミョウバンが完全に溶け、液体が透明になればミョウバン水の完成です。冷蔵庫で冷やしても良いし、室温で保管しても大丈夫です。
ミョウバンには「焼きミョウバン」と「生ミョウバン」がありますが、どちらも使用可能です。
「焼きミョウバン」は価格が手ごろで入手しやすいため、特にお勧めします。
これはドラッグストアやスーパーのお漬物売り場などで見つけることができます。
ミョウバンスプレーの作り方
作ったミョウバン水を10～20倍に薄めて、スプレー容器に入れて使用します。
さらに、ハッカ油やアロマオイルを数滴加えることで、使用時の爽快感や香りを楽しむことができます。
ただし、ごく稀に肌に合わない人もいますので、使用前には目立たない部分でパッチテストを行ってください。
ミョウバン水は酸性ですので、傷や擦り傷がある部分には使用しないよう注意してください。
ミョウバン水スプレーの活用法
ミョウバン水スプレーは、その消臭効果と肌に優しい性質で日々のケアに役立つアイテムです。
こちらでは、特にワキガ対策や足の臭い予防に焦点を当てて、使い方をご紹介します。
ワキガ対策での使用
清潔な脇の下に、お風呂上がりや汗をしっかり拭いた後に直接ミョウバン水をスプレーします。
これにより、臭いの原因となるバクテリアの増殖を抑えることができます。
スプレー後は自然乾燥させるのがおすすめですが、必要に応じてタオルで軽く拭き取っても大丈夫です。
外出時には、衣服にスプレーする代わりにミョウバン水をスプレーしたティッシュで脇の下を拭くことも一つの方法です。
また、洗濯前に気になる部位にミョウバン水をスプレーしておくことで、衣服の臭い取りにも効果的です。
足の臭い対策
清潔にした後にミョウバン水スプレーを直接足に適用します。
足の臭いが強い場合は、ミョウバン水を薄めた足湯に10分程度浸けることで、さらに臭いを抑えることができます。
わきがの匂いや足の臭いの原因になる菌はアルカリ性なので酸性のミョウバン水を使えば中和されます。
靴や靴下にもミョウバン水を使用
洗濯後の靴下にミョウバン水を薄めて浸ける、または靴の内側に直接スプレーすることで臭いの元となる菌の繁殖を防ぐことができます。
特に気になる場合は、靴の中を消毒用アルコールで拭き、その後にミョウバン水をスプレーして乾かすと良いでしょう。
これらの方法でミョウバン水スプレーを活用することにより、臭いの悩みを自然で優しい方法で解決することができます。
ミョウバン水は、自然な成分でできているため、安心して日常生活で使用することができます。
消臭効果だけでなく、洗濯や掃除にも使える多目的な利用価値があります。
ミョウバン水の使用方法をさらに広げて、日常生活をもっと快適にするためのアイデアをいくつかご紹介します。
ミョウバン水をお風呂に利用
昔から、ミョウバンはお風呂のお湯に混ぜて、身体のにおいやお肌のトラブルを予防する特別なお薬として使われてきました。
特に有名な温泉地、別府にある明礬（みょうばん）温泉もその一例ですね。
お風呂にミョウバンを入れる量
ミョウバン水の原液を使う場合は50～70ccが目安です。
固形のミョウバンを使う場合は、およそ3つまみが適量です。
ただし、固形のままだと溶けにくいので、お風呂に早めに入れておきましょう。
お風呂にミョウバン水を入れるメリット
- 体のにおいや加齢臭の予防に役立ちます。
- 殺菌効果と抗菌作用があり、アトピー性皮膚炎や背中のニキビにも良い影響を与えることが期待できます。
注意点
- ミョウバン水は酸性なので、傷がある場所にはしみることがあります。
- 小さな子どもが使う時は、量を少なめにしてお肌の様子を見てあげましょう。
- ミョウバンには保湿成分が含まれていないので、お風呂上りにはしっかりと保湿ケアをすることが大切です。
このように、お風呂にミョウバンを加えることで、健康的で快適なバスタイムを楽しめます。
ただし、使用する際は上記のポイントに注意してくださいね。
ニキビ対策にミョウバン水
ミョウバン水はニキビの予防や改善にも役立つと言われています。そ
の理由は、ニキビの原因となるアクネ菌がアルカリ性を好むため、酸性のミョウバン水でその繁殖を抑えることができるからです。
ニキビへの使い方
- 洗顔後、ニキビが気になる部分に薄めたミョウバン水を優しく塗って、自然に乾かします。初めて使う場合は、肌の反応を見ながら少しずつ試してみてください。
- 皮膚の引き締まりが強すぎると感じたら、ミョウバン水をさらに薄めて使ってみてください。
顔のテカリ予防
ミョウバン水の収れん作用によって、顔の脂っぽさを抑えることができます。
特に洗顔後、Tゾーンなどのテカリが気になる部分に薄めたミョウバン水を塗ると効果的です。
ただし、顔全体に使うと肌が乾燥してしまう可能性があるので、使用する場所は選んでください。
これらの使い方で、ミョウバン水を日常のスキンケアに取り入れてみると、様々な肌トラブルの改善に役立つかもしれません。
キッチン掃除にも使えるミョウバン水
ミョウバン水が体のにおいを抑えるのに役立つのはよく知られていますが、実はキッチンの掃除にもとっても便利です。
消臭や殺菌効果があるからです。
生ゴミの臭い対策
生ゴミには直接ミョウバン水をスプレーしましょう。
これだけで、かなり臭いが減ります。
ゴミ箱自体が気になるときも、中にスプレーして乾かせば、雑菌の増えるのを防げて臭わなくなります。
まな板と布巾の清潔保ち
まな板にもスプレー一つで、雑菌の心配が減ります。
布巾はミョウバン水に少し漬けてから乾かすといいですね。
ミョウバンは食品に使うこともあるので、安心して使える点がポイントです。
コゲ付き鍋のお手入れ
鍋底のこびりつきには、ミョウバン水を使うと楽に落とせます。
コゲがすっぽり隠れるくらいに入れて、火にかけて2～3分煮たら冷ますだけ。
その後、スポンジでこすればきれいになります。
ガス台周りのこぼれ焼けも同じく、スプレーして少し置いてから拭くと簡単にきれいになりますよ。
ミョウバン水を使ったお掃除方法
ミョウバン水はキッチン掃除だけでなく、家のいろいろな場所をきれいにするのにもとっても役立ちます。お
部屋をさわやかに保つコツや、特定の場所を掃除する際のポイントを紹介します。
お部屋の拭き掃除
ミョウバン水を使って拭き掃除をすると、お部屋のいやなにおいを取り除くことができます。
さらに、使った雑巾にも雑菌の増殖を抑える効果があるので、雑巾自体の不快なにおいも防げます。
トイレ掃除
トイレのアンモニア臭は、ミョウバン水で効果的に軽減できます。
アンモニアはアルカリ性なので、酸性のミョウバン水で中和することができるんです。
お風呂掃除
ミョウバン水は、お風呂場の水垢やカビ取りにも使えます。
特に黒カビが気になる場所には、ミョウバン水の原液を直接塗って掃除しましょう。
頑固なカビには、ミョウバン水をスプレー後、ラップで覆って少し置いてからブラシでゴシゴシするときれいに落ちます。
鏡の汚れや石鹸カスにもミョウバン水をスプレーすると、くもりや汚れを綺麗にできます。
ペットの臭い対策
ペットのトイレ周りやケージの掃除にもミョウバン水が有効です。
ペットのアンモニア臭などの不快なにおいを減らすことができるので、ペットがいるご家庭には特におすすめです。
室内の消臭
布団やカーテンのにおい消しにもミョウバン水が役立ちます。
消臭スプレーの代わりにミョウバン水を使えば、経済的で環境にも優しいです。
このようにミョウバン水は、ただの消臭剤ではなく家中の掃除に万能に使える便利なアイテムなんです。
ミョウバン水を活用した洗濯方法
ミョウバン水は洗濯に使うと、衣類のいやなにおいを減らしたり洗濯物を柔らかくしてくれます。
ただし、洗濯で使うときはちょっとコツがあります。
洗濯時の使用法
洗剤を使う段階ではミョウバン水を加えないでください。
なぜなら、洗剤とミョウバンが反応してしまうからです。
ミョウバン水はすすぎの時に入れるのがベストです。
特ににおいが気になる衣類、例えば枕カバーや靴下などは、脱水後に薄めたミョウバン水に一時浸けてから干すと効果的です。
洗濯機自体の清掃にもミョウバン水が使えます。
お湯（約40度）を洗濯機に入れミョウバン水の原液を約3リットル加えて、掃除用のコースで回せば洗濯槽の汚れやにおいがスッキリします。
ミョウバン水の保存方法と期間
ミョウバン水の原液は、室温で約3年間は持つとされています。
ただし、直接肌に使うものは新鮮な方が安心です。
なるべく早めに使い切ることをお勧めします。
水で薄めたミョウバン水は長持ちしません。
薄めたら、冷蔵庫で保管し1週間以内に使い切るのが良いでしょう。
使いきれない薄めたミョウバン水がある場合は、洗濯物にスプレーしたり掃除に活用すると良いですね。
また、使うたびに必要量だけ薄めるか少量を作るようにすると、ムダにならずに済みます。
ミョウバン水の注意点
- 金属には使用しない： ミョウバンは金属と反応する可能性があるため、金属製の容器や器具での使用は避けてください。
- 用途に応じた濃度： 使用する目的によってミョウバン水の濃度を調整することが重要です。肌に使用する場合は特に、薄めにしてから試すことをお勧めします。
- 長期保存について： 保存する場合は、直射日光を避け、涼しい暗所で保管してください。また、使用する際には常に清潔な容器を使い、衛生的に管理することが大切です。
ミョウバン水はその多用途性から、エコで安全な日常生活のサポーターとして非常に便利です。
自然な成分で作られたミョウバン水を上手に活用して、より快適な生活を目指しましょう。
まとめ
ミョウバン水の作り方を紹介しました。
今回紹介したようにミョウバン水は臭い対策だけでなく、お部屋の掃除や洗濯にも使える便利なものです。
スキンケアにも良いですので色々試してみてください。