あわびは高級な食材として楽しまれています。
ただ高価なため、なかなか日常的に味わうことが難しいことも事実ですね。
実は「とこぶし」というあわびと見た目や味が良く似た美味しい貝が存在します。
友達や仲間と食材について話すときに、この名前を耳にすることがあるかもしれませんね。
気になっていても、詳しく聞く機会を逃してしまうこともありますよね。
あわびととこぶしは見た目が似ている一方で、値段や外見にいくつかの違いがあります。
こちらでは「あわび」と「とこぶし」の値段の違いや見分け方などについてまとめました。
とこぶしとあわびではどちらが値段が高い?
まず、「とこぶし」と「あわび」の値段についてご紹介いたします。
結論から言いますと、あわびの方が高価です。
これは当然のことかもしれませんね。
とこぶしの平均価格は1kgあたり約5,000円ですが、対照的にあわびは1kgあたり約14,000円から販売されています。
価格が変動することもありますが、確実に言えるのはあわびが高価であるということです。
ちなみに、とこぶしとあわびの両方とも冷凍商品が販売されており、これらはややリーズナブルに入手できます。
あわびは高価なため、なかなか手が出しにくいですね。
しかし、見た目や味が似ているのであれば、次回からはとこぶしで代用できるかもしれませんね。
トコブシとアワビの見分け方
「トコブシ」と「アワビ」の見分け方についてご紹介いたします。
見分ける際のポイントは複数存在しますが、その中でもっともわかりやすいのは殻の穴の数を見てみることです。
トコブシは6個から9個の穴が開いており、穴が多く、その間隔は狭い特徴があります。
また、穴の突起は平らです。
一方、アワビは穴の数が4個から5個で、穴の数が少ないため、穴と穴の間隔がトコブシに比べて広めです。
加えて、アワビの穴は盛り上がっています。
突起が平らなのはトコブシとは対照的です。
まとめると、
- トコブシ:穴が多くて突起が平ら
- アワビ:穴が少なくて突起が盛り上がっている
この違いを知ることで、これまでアワビだと思って食べていた貝や、料理の飾りとして使われた貝殻が、実はトコブシだったという発見もあるかもしれません。
この見分け方が一般的です。
また、他にも見分ける方法があります。
大きさ
トコブシは小さい方で、アワビは大きいです。
トコブシは最大でも約12㎝ほどしか成長しないため、12㎝より大きければアワビと言えます。
アワビは大きくなると20㎝から25㎝に成長することがあります。
食感
火を通さずに食べた場合、アワビは固くてコリっとした食感があり、食べ応えがあります。
トコブシは柔らかい食感です。
ただし、実際に食べてみないとほとんどの人が違いに気づきにくいです。
安心して、アワビの代わりにトコブシを楽しむことができますね。
まとめ
見た目が少し異なるだけで、ほぼ同じ食感のあわびととこぶし。
本物のあわびを味わうのは最高の経験ですが、なかなか手に入らない場合はとこぶしでもいいかなという気持ちにもなります。
もしかしたら、これまであわびだと思っていたものが実はとこぶしだった可能性もありますね。。
機会があれば、両者を食べ比べてみたいですね。