毎日やってる天気予報。
最近ではテレビだけでなく、webサービスでも天気予報を教えてくれます。
見る媒体によって予報が違うこともたまにありますが、天気予報が当たる確率ってどれくらいなのでしょうか。
ここでは、天気予報が当たる確率についてまとめました。
意外と高いです。
天気予報が当たる確率
天気予報の正確性は予報期間や時期によって変わりますが、一般に1週間を通して見ると、大体75%の精度であるとされています。
この数値は、「晴れ」予報が「曇り」であっても正解とみなされる場合を指します。
さらに掘り下げると、地域によって天気予報の正確さにはばらつきがあります。
例えば、北海道や沖縄では、国内で比較すると予報の的中率が低い傾向にあります。
これは、北海道では地形による気象条件の差異が予測を複雑にし、沖縄では周囲を海に囲まれていることで天候が急変しやすいためです。
どちらの地域も人気の観光地であるため、訪れる際には最新の気象情報の確認が推奨されます。
気象予報の複雑さについては、1960年代に気象学者ローレンツが微小な要因が大きな天候の変化を引き起こすことを発見し、これが「カオス理論」の基となった事実からも分かります。
この理論は、天気予報の難易度を物語っています。
1週間後の天気予報が外れる可能性
天気予報の精度は、予報される期間が長くなるほど落ちる傾向にあります。
これは何となく分かりますよね。
翌日
翌日の予報の当たる確率は83%で、特に7月と8月は約80%と少し低めです。
この期間にはゲリラ雷雨を引き起こす局地的な大雨をもたらす積乱雲が形成されやすいため、予報が困難になります。
積乱雲は予測ツールの反応速度を超えて急成長することがあり、そのため予測が難しいのです。
3日後
3日後の天気予報の当たる確率は75%になり、7月と8月は69%と他の月よりも低下します。
また、3日後以降の予報では、その的中率を表す「信頼度」という指標があります。
これは、予報がどれだけ当たる可能性があるかをA、B、Cの三段階で示しています。
Aは翌日の予報とほぼ同じ確率で当たり、Bは4日後の予報と同じ確率、Cはそれよりも当たりにくく、予報が変更される可能性が高いとされています。
この信頼度を活用することで、キャンプや遠足など屋外活動の計画を立てる際、より正確な判断材料として利用できます。
予報と信頼度を組み合わせることで、活動の決行を遅らせるか、あるいは早めに決定するかの選択に役立ちます。
1週間後
1週間先の天気予報の当たる確率は約67%になります。
これは翌日や3日後の予報の精度と比べると少し下がる程度ですが、信頼度のシステムを活用することで計画をより早期に固めることが可能です。
なお、日本の気象庁は毎日3回（朝5時、昼11時、夕方17時）に天気予報を更新しています。
夜間には更新がないので、夜の天気予報も夕方のデータに基づくものです。
夜中の天気予報の方が信頼度が高いと思いがちですが、実際には17時の予報がその日の最後の更新となりますので夕方の天気予報と同じものなのです。
天気予報では、朝5時の発表ではその日と翌日の予報のみが行われます。
明後日以降の予報については11時または17時の発表を待たなければなりません。
天気は大きく変わりやすいですから、最終的な予報として17時の発表に注目することが重要です。
台風などの場合の天気予報と注意報・警報
台風などの災害が予測される場合、気象庁は通常の予報スケジュールに加えて状況に応じた随時更新を行います。
台風が接近する際は、原則として3時間ごと、災害の可能性が高まった場合は1時間ごとに更新が行われます。
さらに、明後日の予報は6時間ごとに提供されます。
気象警報については、大雨や高潮、大雪などに関しては5段階の警戒レベルが設定され、災害の危険性に応じて注意報や警報が出されます。
竜巻注意報では、発生の可能性がある場合は少なくとも半日から1日前に警告がなされ、発生後は10分ごとに状況が更新されます。
高温注意報は、4月の第4水曜日から10月の第4水曜日まで、翌日または当日の最高気温が35℃を超える見込みがある場合に発表されます。
また、火山の噴火や地震、土砂災害の予報も状況に応じて更新され対応する警報や注意報が出されます。
天気予報はいつからやってる？
天気予報の起源は非常に古く、紀元前340年ごろにはすでにギリシャの哲学者アリストテレスが気象学の基礎を築いていました。
当時は現代のように科学的な観測機器が存在しなかったため、主に過去の観察に基づいた推測に頼っていたようです。
何世紀にもわたる技術の進歩を経て、1950年代には大気の温度、湿度、気圧などを数値化して観測することが可能になりました。
そして、1970年代にはコンピュータ技術の導入により、大量のデータを基にしてより精密な予測が行えるように進化しました。
電報の発明もまた、天気予報の歴史における重要な転機の一つです。
電報により、リアルタイムでの情報収集や予報の迅速な配信が可能になり、現代の天気予報サービスの基盤を築くのに貢献しました。
現在テレビなどで一般に報じられる天気予報は、「府県天気予報」と正式に呼ばれています。
これらの予報は、長い年月をかけて発展し、今日私たちが当たり前のように利用している天候情報の精度と速報性を実現しています。
まとめ
天気予報が当たる確率について紹介しました。
翌日の天気予報でが当たる確率は平均して83％となってます。
結構当たってる方だと思いますがいかがでしょうか。