ちらし寿司や恵方巻など酢飯を作る機会はよくあります。
酢飯が残った場合翌日でも食べられるのでしょうか。
お酢って何か殺菌してくれそうなイメージがあって日持ちしそうな気がしますよね。
ここでは、酢飯の残りは翌日食べても大丈夫なのか、正しい保存方法やリメイク方法など解説していきます。
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酢飯の残りが翌日でも食べられる方法
酢飯の残りが翌日でも食べても大丈夫な条件として
- 直箸で摘んでいないこと
- お刺身からの水分がついていないこと
- 長時間常温で放置されていないこと
があります。
これらに気を付ければ、酢飯の残りを翌日に食べることは問題ありません。
お酢は雑菌の増殖を抑制する力があり、通常の食材よりも傷みにくいとされています。
ただし、注意点を無視してたりすると、翌日でも酢飯が傷む可能性があるため注意が必要です。
まず注意が必要なのは、直接食材に触れる直箸です。
直接口に入れるお箸で食べると、お箸についた唾液から口内の雑菌が酢飯に移り、そこから雑菌が増殖してしまいます。
お酢の力で雑菌が抑制されても、数が多すぎると対応できません。
ですので、直箸を使った酢飯は食べきってしまうか捨てる必要があります。
次に、ちらし寿司などでよく見られる魚介類の水分が酢飯についているケースです。
魚介類からの水分は素早く食材を傷めるので、魚介類の水分がついた状態の酢飯を翌日まで保存することはお勧めできません。
お刺身が乗っていた部分を取り除いたとしても、魚介類エキスが染み込んでいる可能性があるため食べない方がいいです。
最後に、常温で長時間放置していないかどうかも確認が必要です。
これは酢飯だけでなく、どんな食材でも同じです。
食材を長時間常温に置いておくと傷んでいきます。
特に夏は数時間で品質が低下することがあります。
冬でも暖房で室温が上がっていれば、劣化が早まりますので注意が必要です。
朝作った酢飯を翌日までテーブルに放置していたというような場合は要注意です。
酢飯から異臭がしないか、糸を引くような粘りはないかなどをしっかり確認してから食べるようにしてください。
酢飯が傷みやすい状態になっていないかを確認することが大切です。
酢飯の残りの保存方法と日持ち
酢飯の残りの保存方法に焦点を当てて説明していきます。
直箸を使わず、かつ魚介類が入っていない酢飯は以下の手順で翌日まで保存できます。
酢飯の残りの常温保存
基本的に、酢飯の常温保存は季節に関係なくあまりおすすめできません。
ただ、寒冷な季節でかつ暖房を使用していない場合のみ常温保存も可能です。
と言っても、できるだけ2〜3時間程度にしておくのが無難です。
夕食後から翌日までのような長時間の常温保存は冬場でも危険です。
また、直射日光が当たる場所は温度が上昇する可能性があるため、避けるようにしましょう。
クーラーボックスなどが手元にある場合は、そこに入れて保存するのも良い方法です。
酢飯の冷蔵保存
2~3時間以上保存する場合は、冷蔵庫での保管が最適です。
特に野菜室は酢飯が比較的劣化しにくいので、スペースがあれば野菜室を利用することをお勧めします。
また、野菜室の湿度は20~30%程度と他の場所の湿度10~20%に比べて湿度も高く、酢飯の乾燥を防ぐのに有益です。
保存方法としては、タッパーに移した酢飯の上に濡らして軽く絞ったキッチンペーパーを敷き、しっかりとフタをして野菜室に収めます。
その上、タッパーを新聞などで包むと、内部の湿度が維持されて酢飯の乾燥対策になります。
冷蔵保存の場合、日持ちは1~2日が目安で翌日に食べる予定ならこの方法で十分です。
食べる際には、タッパーのまま電子レンジで温め、すし酢や合わせ酢を少量振りかけ、切るように混ぜて美味しくなります。
酢飯の残りの冷凍保存
酢飯の残りが翌日までに消費できない場合は、ラップで包んで冷凍保存しましょう。
一回分をラップで包み、それを更にフリーザーバッグなどの密封袋に入れ、中の空気をなるべく抜いてから保存します。
ちなみに、酢飯をラップで包む際には平たい円形にするのがおすすめです。
この方法で保存すると、電子レンジで温めた際に均一に熱が加わり、ご飯が硬くならずふっくらと仕上がります。
冷凍保存の目安は約1ヶ月です。
1か月ありますが忘れないうちにできるだけ早めに消費するよう心掛けてください。
酢飯の残りのリメイク方法・おにぎりやチャーハン
酢飯の残りを使ったリメイクアイデアをいくつかご紹介します。
同じ酢飯でもちょっとアレンジすると美味しく楽しめますよ。
おにぎり
一番手軽なのが、酢飯をおにぎりにすることですよね。
酢飯の残りに、細かく刻んだネギと鮭フレーク、いりごまを混ぜて握れば酢飯おにぎりの完成です。
酢飯の酸味と鮭フレークの旨味・塩味が絶妙にマッチし、ネギの風味がアクセントになります。
ちなみに、しらす干しや炒り卵も良い具材の一つです。
あまり日持ちしませんので早めに食べましょう。
チャーハン
実は酢飯は炒める系料理と相性抜群です。
火を通すことで酢飯の酸味がまろやかになり、食感もパラパラに仕上がるのです。
作り方は通常の炒飯と同じで大丈夫です。
ただし、酢飯を使用するので味付けは少し控えめにすると良いでしょう。
具材としては、チャーシュー以外にも、鮭やエビ、ベビーホタテなどの海鮮系がおすすめです。
トマトリゾット
ちょっと変わり種で楽しいのが、酢飯を使用したトマトリゾットです。
酢飯の酸味とトマトの旨味が融合し、さっぱりとしたリゾットに仕上がります。
もし酢飯の酸味が気になる場合は、ケチャップを多めに加えると調和が取れるでしょう。
とろりとなるまで煮込んだら、最後にチーズをトッピングして完成です。
スライスチーズや粉チーズなど、2つの種類のチーズを組み合わせると濃厚な味わいになりますよ。
まとめ
酢飯の残りが翌日に食べられるのか紹介しました。
直箸で食べてなくて、海鮮なども乗ってなければ大丈夫です。
冷蔵庫できちっと保存していることも重要です。