高校3年に進級すると、就職を考える人たちは就職活動に追われることになりますね。
就職活動の中で避けて通れないのが、企業の見学です。
通常、企業見学には制服が必要な場合がほとんどですが、「服装自由」や「私服で来てください」といった指示があることもあります。
私も以前、企業から「工場見学も予定していますので、制服ではなく汚れても大丈夫な服、動きやすい服でお越しください」と言われたことがありました。
私服で参加する場合、適切な服装が分からないこともありますね。
特に女性高校生は、メイクはどの程度まで許されるのか、どんなメイクが適切なのか、といった疑問があるでしょう。
しかし、実はメイクは必須ではありません。
今回は企業見学時の適切な服装やメイクについて解説していきます
高校生が企業見学でメイクをするべきかどうか
女子高生が私服で企業見学に行く際、「メイクをしないと服装とのバランスが悪いのでは?」と考える方もいるでしょう。
企業はあなたが爽やかな高校生かどうかを気にしています。
基本的に高校生はメイクをする必要はありません。
特に人と接触しない職業や飲食店では、逆にメイクが逆効果で印象が悪くなり、評価が下がる可能性があります。
ただし、企業によってはメイクを認めているところもあります。
例えば、百貨店の店員やアパレル業です。
ただし、高校生には似合わない派手なメイクは避けるべきですので、注意が必要です。
メイクをするなら、ナチュラルメイクが良いでしょう。
ナチュラルメイクは上品で清楚な印象を与えることができます。
企業見学では、「綺麗に」「可愛く」見せるためのメイクではなく、「身だしなみ」を整えて「清潔感」を演出するためのメイクを心がけましょう。
メイクをする前に、その企業がメイクを期待しているかどうかを確認することも重要です。
私服での企業見学時の適切な服装について
通常、高校生の就職活動では制服が一般的ですが、中には「制服ではなく私服で来ても良いですよ」といった場合もあります。
しかし、私服で行く際にはおしゃれである必要はありません。ただし、ジーパンやTシャツなどラフな格好は避けるべきです。
高校生らしい外見や見学にふさわしい服装が求められます。
企業見学の服装は「オフィスカジュアル」を心掛けましょう。これは、フォーマル過ぎず、周囲に不快感を与えない社会人としての服装を指します。
襟付きのシャツやブラウス、シンプルなカットソーにスカートやパンツ、ジャケット、カーディガンを組み合わせるのが基本です。
靴はローファーやスリッポンタイプの革靴、またはシンプルな色やデザインのスニーカーが適しています。素足ではなく、必ず靴下かストッキングを着用しましょう。
カバンはA4サイズが収納可能なものが良く、装飾の多いカバンやリュックは避けるべきです。
私服を選ぶ際のポイントもあります。
・色選び
黒、白、紺、グレー、ベージュなどシンプルでトーンが低い色が適しています。
原色や派手な柄は避けましょう。
・NGな服装
身体のラインを強調する服や肌の露出が多い服は避けるべきです。胸元の大きくあいた服や短いスカートもNGです。
スカートを選ぶ場合は、座った際にも適切な長さになるよう注意しましょう。
・清潔感
袖口や服に汚れやしわがあると、だらしない印象を与えてしまいます。清潔感を保つためにはクリーニングや洗濯が必要です。
特に黒い服はホコリが目立ちやすいので注意が必要です。
服装に迷ったり自信がない場合は、学校の進路指導の先生に相談すると良いでしょう。友達に相談する際は慎重になり、同じ会社に行くわけではなく企業ごとに方針が異なるため、正確なアドバイスを得ることが難しいからです
高校生の企業見学時の髪型について
最も重要なのは、清潔感があることです。
評価の基準として、お辞儀をしたときに髪が乱れないようにすることが重要です。
特にサイドの髪は乱れやすいため、耳にかけるかピンで留めるなどの工夫が役立ちます。
髪が長い場合は、綺麗にまとめるよう心掛けましょう。
まとめる際に使用するピンやゴムは、目立たないシンプルな色やデザインを選ぶと良いです。
また、前髪が長いと表情が見にくく、あまり好印象ではありません。
前髪が長い場合はピンで留めたり、事前に美容院で整えておくと良いでしょう。
髪の色は基本的に黒が望ましいですが、自然な理由で黒髪でない場合もあります(例:生まれつきの薄い色やプールでの色抜けなど)。
そのような場合でも、わざわざ黒染めする必要はありません。
もしも指摘された場合は、事情を説明することが重要です。
まとめ
高校生が企業見学においてメイクをする必要はありません。
もしメイクが必要な場合は、ナチュラルメイクを心がけましょう。
服装はオフィスカジュアルを考慮し、シンプルな色とデザインのものを選んで清潔感を保ちましょう。
髪もきちんとまとめておくことが大切です。
初めての経験で不安を感じることはあるかもしれません。
分からないことや不安なことが少しでもあれば、学校の生徒指導室を利用して賢くアプローチしていくと良いでしょう