カメムシの多い年は雪が多いとか冬が寒くなるとかという話をよく聞きます。
実際のところどうなのでしょうか。
ここでは、カメムシが大量発生した年の冬が寒いのか大雪になるのかまとめました。
カメムシが大量発生する年の冬は寒い?
よく「カメムシがたくさんいると冬が寒くなる」とか「カマキリが高いところで卵を産むと大雪なる」という話を耳にしますね。
古くから伝わる話です。
しかし、個人的には昔の人々が伝えてきた知恵や言い伝えには、経験に基づく科学的な真実が隠されていることも多いと思っています。
科学技術が発達していない時代に、人々が体験から学んだことは実に驚くべきものがあります。
たとえば、カメムシの大発生やカマキリが高い場所に卵を産むことが大雪の予兆だという話も、そうした昔からの知恵の一つです。
カマキリが自らの卵を守るために、積雪が多い場所を避けて産卵するといった話は興味深いですね。
しかし、実際にはカメムシやカマキリが天候を予知しているわけではなく、これらの生き物に関する言い伝えに科学的な根拠が見つかっているわけではありません。
科学者や研究者たちはこれらの言い伝えを検証し調査を続けていますが、カメムシの多い年が特に寒い冬になるという直接的な関連はまだ見つかっていません。
カメムシを捕まえようとするときってよく見失いますよね。
カメムシを家の中で見失ったときの対処法についてはこちらの記事に詳しくまとめてあります。
こちらも参考にしてください。
↓↓
カメムシを家の中で見失ったときの絶望から立ち直る駆逐対策
カメムシの多い年は雪が多い?
「カメムシがいっぱいいる年は雪がたくさん降るって本当?」という疑問、よく聞きます。
でも実はカメムシの数と雪の量には直接的な関係はないようです。
カメムシがたくさんいても雪が少ない年があれば、逆に少ない年に大雪が降ることもあります。
つまり、カメムシの数で冬の天気を予測するのはちょっと早計かもしれません。
カメムシの大量発生と暖冬の関係
また、「カメムシがたくさんいる年は暖かい冬になるの?」という話もありますが、これも一概には言えないようです。
カメムシが多くても、暖冬になったりそうでなかったり。
やはり、カメムシの多い少ないで冬の寒暖を決めつけるのは難しいですね。
カメムシと天候の本当の関係
それでは、カメムシはどうやって大量発生するのでしょうか。
実は、台風が大きな影響を与えています。
台風で吹き飛ばされたカメムシが、新しい家を求めて家々に飛び込んでくるんです。
台風が強ければ強いほど、カメムシの数も増える傾向にあります。
さらに、スギやヒノキの花粉が多く飛ぶ時期には、カメムシの大量発生もよく見られます。
これは、カメムシの幼虫がこれらの花粉を食べるためで、食べ物が豊富なほどカメムシの数も増えるわけです。
なんかこれを聞くと花粉症の方はカメムシに花粉全部食べてくれとお願いしそうですね。
結局のところ、カメムシがたくさんいるからといって特定の気候を予想するのは難しく、カメムシが多いのは他の自然現象が原因であることが多いようです。
まとめ
カメムシの大量発生と冬の寒さ雪の多さの関係についてまとめました。
カメムシは寒いのが苦手な生き物です。
最近は、気候の変動や環境の変化によって天気が不安定になりがちですが、以前のカメムシは、実際に冬の寒さや雪の多さを何らかの形で感じ取っていたのかもしれませんね。