ブーンと家の中に入ってくるカメムシ。
捕まえようとしても飛び出してしまい見失ってしまうことがあります。
夜だと気になって寝られませんよね。
ここでは、カメムシを家の中で見失ったときの対処法や予防策を紹介します。
カメムシが家の中で消えたときに居る場所
もし家の中でカメムシを見かけてから突然見えなくなったら、深呼吸をしてから周囲を静かにチェックしましょう。
- 自分の服や髪についていないか、確かめてみてください。
- 室内のカーテンや布類、特に白い壁面に留まっていないか探してみてください。
- 家具の隙間や照明器具、窓枠の隙間などを念入りに見てみましょう。
カメムシは危険を感じると不快な匂いを放つ液体を出します。
そのため、直接手で触れるのは避け扇子やうちわなどを使ってそっと払いのける程度にしましょう。
直接叩いて潰すのは厳禁ですし、殺虫剤も効果が薄いので注意が必要です。
カメムシの潜伏先や好む場所
カメムシは明るく暖かい場所を好む傾向にあります。
そのため、以下のような場所に隠れていることが多いです。
- カーテンや布団、本や雑誌の間、背表紙とページの隙間
- 室内の照明付近や窓辺、換気扇周りなど温かくて高い位置
- 壁と床の隙間、家具の裏側、エアコンの通気口や排水ホース
これらの場所は、光や暖かさを好むカメムシが集まりやすいため特に注意してチェックすると良いでしょう。
室内の明るい壁や布類に寄り添う姿が春から夏にかけてよく見られます。
カメムシはわずか2ミリの隙間さえあれば、家の中に侵入することが可能なのです。
カメムシを見失ったときの対処法
カメムシ対策に効果的な即効手段を紹介します。
見つけにくいカメムシを素早く取り除くのに役立ちます。
光を使ったペットボトルトラップ
この方法は、カメムシが光に引き寄せられる性質を利用しています。
やり方は以下の通りです。
- ペットボトルは中央でカットして、口部分を逆にして漏斗形にしておきます。
- 半分になったペットボトルの下部分に小さなライトを置き、その上にペットボトルを逆さまにして設置します。
- 室内の明かりを消し、トラップを暗がりに置きます。
- カメムシが光に引き寄せられてペットボトルに入り込みます。
明かりをつける際には、ペットボトルの上部を覆って光を遮断してください。
ペットボトルがない場合は、暗闇に懐中電灯を使ってカメムシを窓の方向へ誘導し、外へ出す方法も有効です。
ハッカ油で撃退
カメムシはミント系の香りを好まないため、ハッカ油を使用することで対策できます。
ハッカ油は自然由来の成分であり直接的な殺虫作用はありませんが、カメムシを遠ざける効果が期待できます。
具体的には、カメムシの出没する場所や洗濯物に薄めたハッカ油をスプレーすることで彼らの侵入を防ぎます。
ただし、ペットや敏感な人には強い香りが刺激になる可能性があるので注意してください。
コーヒーでの対処
家庭にあるコーヒーもカメムシ対策に利用できます。
コーヒーは香りと成分がカメムシを寄せ付けないため、屋外の植物や農作物にスプレーすることで防虫効果があります。
また、コーヒーカスを土に撒くことでカメムシを遠ざけることができます。
庭の植物に毎日1回コーヒーかすを撒いておくと2週間ほどで効果が感じられます。
農作物への安全な代替品として、希釈した焼肉のタレを使用する方法もあります。
焼肉のたれの香りや成分がカメムシに不快感を与えるため、効果的に対策することができます。
いろんな手段を試して、カメムシの問題を速やかに解決し快適な生活空間を取り戻しましょう。
カメムシが部屋に侵入する理由とその予防策
カメムシは特に温かくて明るい場所を好むため、窓の隙間や換気扇から室内へ侵入することがあります。
直射日光の当たる場所や暖かい家電製品に惹かれやすく、また花の芳香や果物の甘い香りにも引き寄せられます。
室内への侵入を防ぐためには以下の対策が有効です。
- 窓やドアの隙間を塞ぐ、または網戸を利用する。
- 家電製品の使用が終わったら、できるだけ電源を切りコンセントを抜く。
- 甘い香りを放つ物品は室外へ移動させるか適切に封をする。
- 部屋を常に清潔に保ち、湿度と汚れを最小限に抑える。
- カメムシが忌避する香りのもの(ニンニク、タバコ、酢など)を置く。
- コーヒーや焼肉のタレを薄めた水、コーヒーかすなども試す。
室内でカメムシを発見した場合の除去方法
カメムシは、その小さな体と黒い色で日中はひそかに隠れて生活します。
カメムシは夜行性で危険を感じると不快な臭いの液体を放出します。
カメムシを直接触るとこの臭いが手や衣服に付着してしまうため、慎重に扱う必要があります。
カメムシを室内から効率的に排除する方法には以下のものがあります。
専用の殺虫剤
市販のカメムシ用製品は効果的にこれらを駆除することができます。
自作トラップの設置
ペットボトルやビニール袋に、水、砂糖、酢を混ぜた誘引液を用意しカメムシを捕獲します。
自力で捕獲
ティッシュペーパーや厚紙を使い、カメムシを優しく挟み取る方法です。
この際、カメムシが防御のために臭い液体を放出することがあるので注意しましょう。
私はスーパーでもらえる小さいビニール袋を利用して捕まえてます。
ティッシュや新聞紙をビニール袋で包むようにして持ち、袋ごしに手づかみします。
そのまま袋に包めるので手も臭くなりません。
掃除機で吸うのは掃除機の中が臭くなる可能性があるのであまりおすすめしません。
カメムシは集合する?
秋の季節は、カメムシが冬眠場所を求めて人家に侵入することが多くなり、これが大量発生や室内侵入の原因となることがあります。
特に10月中旬以降は、越冬を目的としたカメムシが「集合フェロモン」の放出や、越冬に適した環境を求めて次々と集まる現象が観察されます。
「集合フェロモン」とは、主にカメムシのオスが放出する特定の化学物質で、同種のカメムシを引き寄せる目的で用いられます。
餌場を探している他の個体に対して「ここに餌がある」と知らせ、集合を促す効果があります。
実際に、このフェロモンを模倣したフェロモントラップが農業分野で、畑や果樹園などの屋外でカメムシの駆除に活用されています。
カメムシの寿命
カメムシが家の中に入ってくる時期によって、その生存期間は大きく変わります。
10月の中旬以降に家に入り込んだカメムシは、翌年の4月末ごろまで生き延びることが可能です。
これは成虫が越冬する過程で見られます。
しかし、それよりも早い時期に家に入ってきたカメムシは、室内の乾燥、水分不足、または食糧不足のため大体10日程度で餓死することが多いです。
明るく暑い窓辺などに移動しますから、特に夏場は最終的にはサッシの隙間などで命を落とすケースがよく見られます。
まとめ
カメムシを家の中で見失ったときの対処法についてまとめました。
まずは自分の体についていないかの確認です。
そして、神経を研ぎ澄ましてどこにいるかの特定です。
見つけられない場合は電気を消してトラップを仕掛けましょう。
どうしても駆除できなかった場合は諦めて気にせず寝ることも大切です。