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アケビに毒性がある?食べ方と食べ頃

あけびは食べたことない方も多いと思います。

馴染みのない果物でなので食べ方も分かりませんし、毒があると聞いたこともあります。

実際のところどうなのか、あけびに毒性はあるのか、食べ方や食べ頃の見分け方など紹介していきます。

 

あけびに毒性がある?

あけびについて、特にその毒性に関する話題はよく耳にしますよね。

でも、実際のところあけびが毒を持っているというのは誤解です。

実際にはあけびには毒性がないため、安心して食べることができます。

 

この誤解が生じた背景には、あけびのつるが、漢方薬として用いられる「木通」と混同されたことがあります。

中国では「木通」と呼ばれる漢方薬があり、この植物には腎臓に影響を及ぼす毒性があると報じられたことがあります。

ただし、この「木通」に関する注意報は実はあけびに対してではなく、「キダチウマノスズクサ」という全く別の植物に関するものだったのです。

この植物から作られる「関木通」という漢方薬があって、こちらが腎臓に悪影響を及ぼす可能性があるとされているのです。

 

中国では、「木通」と「関木通」が地域によって混同されやすく、この混乱があけびに毒があるという誤解を招いたようです。

実際には、「関木通」も適切な量で使用すれば漢方薬としての効能を発揮しますが、誤った使い方をすると健康被害を引き起こすことがあるため注意が必要です。

 

結局のところ、あけび自体に毒性はなく、食用として安全に楽しむことができるのでこの点は安心してください。

 

あけびについて話を進める中で、もちろんあけび自体には毒がないことはお伝えしました。

しかし、あけびの種に関しては少し注意が必要です。

あけびの種は食べにくい上に、とても多いんです。

ここで気をつけたいのは、これらの種をたくさん食べすぎるとお腹が痛くなる可能性があること。

つまり、消化不良を引き起こすリスクがあります。

 

さらに、あけびの種をそのまま食べると、のどがイガイガしたり胃が少し不快になる人もいるようです。

種を避けて食べる方がずっと快適にあけびを楽しめますよ。

 

あけびとは

あけびって多くの人が名前は知っていても、その果物がどういうものかはっきりしないかもしれません。

あけびについて簡単に説明します。

 

あけびは、特に9月から10月にかけて旬を迎える果物です。

日本や東アジアに自然に生える蔓性の落葉低木です。

秋になると美味しい果実を実らせます。

 

あけびの果実は、まだ熟していない時は緑色ですが、熟れるにつれて鮮やかな紫色に変わり大きさは約10センチメートルまで成長します。

食べられる部分としては、果実だけでなく春には新しい芽も山菜として楽しむことができ、さらに白い可愛らしい花も楽しめます。

 

あけびはその他にも、工芸品の材料としての価値があります。

特に、そのツルはお洒落なカゴバッグやバスケット、ランプシェードの原料として使われています。

 

栄養価の高いあけびは、疲れた時のリカバリーや美肌にもいいとされています。

古くから食べられてきたあけびは、特に年配の方にとっては懐かしい果物かもしれません。

種が多くて食べにくいこともありますが、その果肉にはビタミンやミネラルがたっぷり含まれていて疲労回復に役立つとよく言われています。

 

さらに、ビタミンCが豊富なため、美肌効果や免疫力向上にも効果的。

日焼け後のケアや夏の疲れにもピッタリの果物ですよ。

 

あけびの食べごろの見分け方

あけびの美味しい選び方やいつ食べるのがベストかを見ていきましょう。

 

あけびを選ぶときは、綺麗で傷のないものを探しましょう!

あけびはそんなにたくさん市場に出回っていないので、初めて買う方も多いかもしれません。

でも、美味しいあけびを見分けるコツをつかめばもっと楽しめます。

 

美味しいあけびを見つけるためのポイントは、まず色。

綺麗な色をしているか、表面に傷や色変わりがないか、そして果実がしっかりして弾力があるかの3つです。

緑色のものはまだ未熟なので、紫色になっているものを選ぶのが良いですよ。

 

あけびが食べ頃になるサインは、実の皮が自然と割れること。

完熟して紫色になったあけびの皮が割れて中が見えたら、それが食べる最適なタイミングです。

割れたあとは乾燥しやすいので、見つけたら早めに味わいましょう。

 

あけびの食べ方と保存方法

あけびの実は、独特の味わいと食感が魅力的な果物で、正しい選び方と食べ方を知ることでその美味しさを最大限に引き出すことができます。

あけびの実の食べ方

スプーンで食べる

自然に割れたあけびの実は、スプーンを使って中の果肉をすくい取って食べます。

果肉はゼリー状で、種の周りに白い部分が甘くて美味しいです。

この部分は繊細な味わいがあり、特有の甘さが楽しめます。

ナイフで切る

自然に割れていないあけびの実は、ナイフを使って慎重に縦半分に切り開くことができます。

その後、内部の果肉をスプーンで取り出して食べます。

切り開く際は、皮が硬いので手を切らないよう注意が必要です。

手で割る

熟し始めたあけびの実には、割れ目が出来やすい箇所に薄い線が現れることがあります。

これを手掛かりにして、ナイフを使わずに手でそっと割ることも可能です。

これは自然な食べ方で、果肉を新鮮な状態で楽しむことができます。

 

あけびの保存方法

未割れのあけび

未割れのあけびの実は、空気に触れることで乾燥を防ぐためにラップやビニール袋に包んで冷蔵庫で保存します。

これにより、ある程度の期間新鮮さを保つことができます。

割れたあけび

一度割れてしまったあけびの実は、乾燥しやすくなるためできるだけ早く食べることをおすすめします。

保存を試みる場合でも、乾燥を防ぐために密閉容器やラップを使って冷蔵庫での短期間保存に限定するべきです。

 

あけびを使ったレシピのアイデア

あけびの実はそのまま食べるのが一般的ですが、デザートの材料としても利用することができます。

例えば、あけびの果肉を使ってフルーツサラダに加えたり、ヨーグルトやアイスクリームのトッピングとしても絶妙です。

ジャムやシャーベット、ムースなど、甘いデザートにも変身させることができます。

 

その独特の味わいと食感が、様々なスイーツの風味を豊かにしてくれます。

 

あけびの実を使ったおすすめの料理方法についてお話しします。

あけびのジャムの作り方

材料

  • あけびの実
  • 砂糖(あけびの量の約20%が目安)
  • レモン汁(少々)

作り方

  1. あけびの実の準備: あけびの実を種と一緒に取り出します。これに砂糖の半量を加え、弱火にかけます。
  2. 種を取り除く: あけびの果実と種が分離しやすくなったら、ザルなどを使って種を取り除き、果肉だけを残します。
  3. 煮詰める: 残りの砂糖を果肉に加え、煮詰めます。最後にレモン汁を加えて味を整えます。

あけびのジャムは、たくさんあけびが手に入ったときに作ると保存がきいて便利です。

このジャムはトーストに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたりと、いろいろな使い方ができるのでとても便利ですよ。

あけびの独特な味が凝縮されたジャムで、普段の食事をもっと楽しいものにしてみませんか?

 

あけびの皮の食べ方

あけびの皮も食べられるんですよ。

その食べ方や調理法についていくつか紹介します。

あけびの皮の下処理方法

あけびの皮には少し苦みがありますので、おいしく食べるためには下処理が大切です。

  1. あけびの実を取り出し、皮を食べやすい大きさに切ります。
  2. 水に5~10分さらして、あくを抜きます。
  3. 水から取り出し、7~8分ほど熱湯でゆでることで、さらにあく抜きをします。
  4. 天ぷらや炒め物、煮物など、さまざまな料理に利用できます。天ぷらの場合は水気をしっかり取ってから調理しましょう。

あけびの皮の挟み焼き

この料理は、秋の味覚を楽しむ山形の郷土料理です。

材料

  • あけびの皮
  • クルミ
  • ミョウガ
  • 味噌
  • 砂糖

作り方

  1. あけびの皮をスライスして、あく抜きの下処理をします。
  2. 味噌と砂糖で味付けしたクルミとミョウガをみじん切りにし、あけびの皮に挟みます。
  3. 挟んだ皮を焼いて完成です。

 

この料理は見た目も美しく、秋の季節感を感じさせる素敵な味わいです。

下処理をしたあけびの皮は、天ぷらや味噌炒め、きんぴらなど、いろいろな料理に使えます。

苦みが取れて意外とどんな料理にも合うので、あけびを手に入れたらぜひ試してみてください。

挟み焼きのような特別な料理で、秋の食卓を彩るのもいいですね。

 

まとめ

あけびの毒性についてや食べ方について紹介しました。

マイナーな果物ではありますが噂されてるような毒はありません。

 

適切な保存方法を用いることで、あけびの実を新鮮な状態で長く保つことができますし様々な料理にも活用することができます。

 

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