ズボンの裾上げテープは便利なのですが意外と難しく、よく失敗して糊が残ったりしますよね。
糊が残ると見た目も悪いですし掃除するのも大変です。
ここでは裾上げテープの綺麗な剥がし方と失敗した場合の糊の取り方を紹介します。
裾上げテープをはがすのに失敗したときの糊の綺麗な剥がし方
裾上げテープを剥がすのに失敗して、糊が残ってしまうことがありますね。
同様に、誤って貼り付けてしまった場合も糊が残ってしまいます。
こうした状況に備えて、糊をきれいに取る方法を知っておくと便利です。
アイロンを使う
緊急の場合や急いでいる時に役立つのが、アイロンを使用する方法です。
- タオルを湿らせ糊がついた場所に乗せます。
- 熱した状態のアイロンを、湿ったタオルに押し当てます。
- アイロンを当てた場所から少しずつ糊が湿ったタオルに移っていくので、当て布の位置を変えながら徐々に糊を取り除いていきます。
これで、ほとんどの残った糊は取り除けると思います。
タオルは使わないハンカチなど、捨てても惜しくないものを選びましょう。
エタノールを使う
より綺麗に取り除くには、エタノールを使用します。
エタノールやは薬局などで手に入る消毒用の液体です。
この消毒液が糊を取る際に非常に有用です。
まず、エタノールをスプレーボトルに移しましょう。
使わない歯ブラシも用意してください。
裾上げテープを剥がした箇所に、エタノールを生地が濡れるほどにしっかりとスプレーします。
糊がついた箇所に当て布をし、アイロンで温めます。
糊が付いた箇所を布でたたくか、歯ブラシで優しくこすります。
この手順で糊は簡単に取れます。
エタノールには無水エタノールと消毒用エタノールの両方があります。
どちらを使っても問題ありません。
消毒用エタノールはスプレータイプもあるので、一本持っておくと便利ですね。
お掃除や殺菌にも使えるため、今手元にない方も1本持っておくことをおすすめします。
石鹸水での糊の簡単な取り方
エタノールが手に入らない場合は、石鹸水とウェットティッシュを使って糊を取ることができます。
糊の部分に石鹸水を吹きかけます。霧吹きがない場合は、石鹸水に浸した布で拭いてください。
石鹸水を吹きかけたのりの箇所をウェットティッシュで擦ります。
辛抱強く続けると、だんだんと糊が絡まってぽろぽろと取れていきます。
ウェットティッシュが乾いてしまったら、新しいウェットティッシュを使用しましょう。
裾上げテープを剥がす時のポイント
アイロンで布に固定される裾上げテープですが、もし失敗したらどのようにして取ればいいのでしょうか。
ここでいくつかのポイントを説明します。
無理にテープを引き剥がすのは避けましょう
裾上げテープがうまくつかなかった時、慌ててすぐに取り除こうとする気持ちはわかります。
しかし、接着力が強いため、無理に引き剥がすと布を痛めたりテープの糊が残ったりすることがあります。
最悪の場合、布が破れることもあり得ます。
ですので、服を傷めることなく、注意深くテープを取り除く方法を選びましょう。
テープを取る際は慎重に!
裾上げテープを取るときは、急がずじっくりと時間をかけて行いましょう。
テープがまだ新しい場合は温かさが残っており、剥がしやすい状態です。
熱が加わった箇所は特に熱くなっていますので、ピンセットなどでつまむと良いでしょう。
ただし、生地が伸びる可能性もあるため、注意して取り扱う必要があります。
裾上げテープの取り外し方について
裾上げテープが間違って貼られた場合、力を入れずに時間をかけて丁寧に剥がす方法が推奨されています。
原始的ですが、ゆっくり剥がすのが大切なのです。
裾上げテープの正しい剥がし方について説明します。
アイロンを利用する
裾上げテープは熱で溶ける接着剤が使われているため、アイロンを使って取り外すことが可能です。
以下に手順を紹介します。
- 接着した部分に当て布をし、アイロンで熱を加えます。
- スチーム機能を使い、生地に蒸気を当てて接着剤を柔らかくします。
- 接着剤が緩んだ部分から徐々にテープを剥がします。ピンセットを使って慎重に剥がしましょう。
- 完全に剥がれない場合は、再度アイロンで熱を加えます。
焦って長時間アイロンを当て続けると、生地がダメージを受ける可能性があるので注意が必要です。
無理に引っ張るとズボンの生地を傷つける原因になります。
特に薄い生地の場合、破れてしまう可能性も考えられます。
そうならないように、慌てずにテープを取るように心掛けましょう。
上手く剥がせなかった箇所には、もう一度アイロンを使って地道に作業することをおすすめします。
お湯を使用する
アイロン以外に、お湯を使う方法も効果的です。
- 約40℃のお湯を準備し、裾上げテープが付いた生地を浸します。
- 生地を軽く揉み、数分間そのままにしておきます。
- 生地を取り出し、ゆっくりとテープを剥がします。
接着剤が熱に弱いため、お湯を使うと効果的に剥がせます。
ヘアドライヤーを使用する
時間を短縮したい場合は、ヘアドライヤーを使用する方法もあります。
- ドライヤーを温風モードに設定し、裾上げテープが付いている生地に当てます。
- 数分間じっと当てて生地を温めます。
- 生地が十分に温まったら、ピンセットでゆっくりとテープを剥がします。
アイロンほどの高温でないため、剥がすのに時間がかかることがありますが、根気よく取り組むことが重要です。
裾上げテープを上手に取り付ける方法
裾上げテープには「片面タイプ」と「両面タイプ」の二つがあります。
違いは、粘着テープが片面にしかついていないか、または両面についているかです。
「片面タイプ」は裾を折り返した生地に取り付けるものです。
一方、「両面タイプ」は折り返した布と生地の間に貼り付けます。
初めて使用する場合は、手軽に取り付けられる「片面タイプ」がおすすめです。
片面タイプと両面タイプ、どちらにも共通して成功させるためのコツがいくつかあります。
裾上げテープをしっかり湿らせること
もし乾燥してしまったら再び水に浸してください。
湿らせた後、軽く絞り必ず接着面を下にしてアイロンをかけましょう。
当て布を使うこと
当て布がなくても大丈夫と思う方もいますが、当てた方がくっつきやすいです。
アイロンを滑らせないこと
裾上げテープを貼り付ける際に、アイロンは滑らせずに20~30秒くらい押し当てましょう。
そして段々と位置をずらして繰り返します。
また、注意が必要なのは裾上げテープの色です。
片面タイプを使用する場合は特に、裾がめくれたときなどに目立ちやすいです。
できるだけ生地とテープの色を合わせるように心掛け、目立たないようにしましょう。
まとめ
裾上げテープの糊がズボンに付いたとき綺麗な剥がし方について解説しました。
基本は、ゆっくり剥がすことです。
アイロンを使う手順が多いですが、家にアイロンが無い場合は石鹸水の方法が良いでしょう。