人間の息を止める時間ってどれくらいなのでしょうかね。
海女さんなど海に潜る方々などは長い時間止めてられるのは分かりますが一般的に平均時間はどれくらいなのでしょうか。
ここでは、息を止めていられる時間の平均や平均潜水時間について解説していきます。
息を止める平均の時間・潜水の時間は?
平均的にどれくらいの時間、息を止めることができるでしょうか。
成人男女は平均して約60秒間、息を止めることが可能と言われています。
このデータは、健康状態が良好で特に訓練を受けていない一般人を対象としたものです。
しかし、人によってはこの平均値から大きく異なることがあります。
年齢、性別、身体のコンディション、さらには訓練の有無など多くの要因がこの能力に影響を及ぼします。
例えば、若い人々や特定の訓練を受けた人々はこの平均時間を超えることがよくあります。
一方で、子供や高齢者は平均的な成人の約半分、約30秒間の息止めが限界とされています。
潜水していられる時間は息を止める時間とほぼ同じと見なすことができるので、平均潜水時間も約1分と考えて差し支えないでしょう。
息を止める時間が2分以上になると、その人は非常に訓練されたアスリートと見なされることが多いです。
実際、世界には180秒つまり3分以上息を止めることができる人も存在します。
これらの人々は、通常、特殊な訓練を受けた潜水士や海女など、特定の職業に就いていることが多いです。
彼らの能力は、一般人のそれをはるかに超えておりまさに超人的なレベルと言えます。
私自身の経験からも、水泳を習慣としていた時期には2分近く息を止めることができたことを覚えています。
この能力は、肺活量が大きいことや水中での呼吸制御に慣れていることが大きく影響していると考えられます。
息を止める時間のギネス記録は?
ギネス世界記録に登録されている「最も長い時間息を止めた人」の記録は、24分37秒という驚異的なものです。
この記録は、スキンダイバーのブディミール・ショバット氏によって達成されました。
彼のこの成果は、人間の身体能力の限界を再定義するものであり、彼を神話的な存在へと押し上げました。
ショバット氏がこの記録を達成するまでには、3年以上の長い期間と、週6日に及ぶ厳しいトレーニングが必要でした。
彼の成功は、生まれながらの才能だけでなく持続的な努力と献身的なトレーニングの結果であることが示されています。
彼の物語は、人間の潜在能力を最大限に引き出すことの可能性を示しており、多くの人々にインスピレーションを与えています。
息を止める時間を長くするには
息を長く止める能力を高めるための訓練方法についてです。
腹式呼吸の練習
腹式呼吸は、深い呼吸を促しリラクゼーションの効果を高めることで知られています。
この呼吸法をマスターすることで、息を長く止める能力を自然と向上させることができます。
腹式呼吸の基本的な手順は以下の通りです。
準備
まず、静かで快適な場所を選び、仰向けに寝転がります。
膝を軽く曲げ、足を床に平らに置きます。
呼吸の開始
両手をお腹の上に置き、鼻からゆっくりと深く息を吸い込みます。
このとき、胸ではなくお腹が上がるように意識してください。
息の保持
息を吸い込んだ後、快適な秒数だけ息を止めます。
初めは短時間から始め、徐々に保持時間を延ばしていきます。
息の吐き出し
口からゆっくりと息を吐き出し、同時にお腹を凹ませます。
息を完全に吐き出すことを意識してください。
この練習を日常的に行うことで、より深い呼吸が可能になり息を長く止める能力が向上します。
心肺機能を強化する運動
心肺機能の向上は、息を長く止めるために不可欠です。
有酸素運動は、心肺機能を効果的に強化し肺活量を増やすのに役立ちます。
以下の運動が特に有効です。
- 長距離走: 定期的なジョギングやランニングは、心臓の効率を高め、肺の容量を増加させます。
- 水泳: 水中での呼吸制御は、息を止める能力を直接的に鍛えることができます。また、全身の筋肉を使うため、心肺機能の向上にもつながります。
注意点
- 安全第一: 息止めトレーニングは、特に水中で行う場合、常に監視下で行ってください。酸欠によるリスクを避けるためです。
- 食後のトレーニング: 食後は消化活動にエネルギーが向かうため、トレーニングの効果が低下します。
食事から一定時間が経過してからトレーニングを行いましょう。 - 喫煙の影響: 喫煙は肺機能を著しく低下させるため、トレーニングの効果を損ないます。
可能であれば、喫煙は避けるか、トレーニング日は控えめにしましょう。
これらの訓練方法を適切に実践することで、息を長く止める能力を効果的に向上させることができます。
日々の練習を通じて、自分の限界を少しずつ押し広げていきましょう。
まとめ
息を止める時間の平均は1分くらいということでした。
息を止める時間を無理に伸ばす必要はありませんが、健康にも寄与する腹式呼吸の習慣は続けたいものです。