お気に入りの帽子が色あせてしまった経験は誰にでもあると思います。
また、色が薄い帽子の色を変えたいと思うこともあるかもしれませんね。
実は、帽子は100均で買える材料で布と同じ方法で染め直すことができるのです。
長く使っている帽子が色あせたからといって捨てたくないと思う人もいるでしょう。
自分で染めることができれば、その帽子をもっと愛着を持って使えるかもしれません。
この記事では、100均で手に入る簡単な材料で帽子を染める方法と注意点を紹介します。
100均で買える染料で帽子を染める方法
自分で帽子を染めたいと思ったら、布染めに使える染料がたくさん見つかります。
通常、布染め用の染料は1色500円以下で手に入りますが、100円ショップにも染料があれば1色100円で済んでしまいます。
これは経済的でうれしいポイントですね。
実は、100円ショップのアクリル絵の具やプリンターインクにとどまらず、茶葉、インスタントコーヒーを使っても帽子を染めることが可能です。
さらに、染めるための小道具も100円ショップで一緒に揃えられます。
帽子を染めるために必要な材料、染料として活用できる商品、そして染め方を紹介します。
アクリル絵の具
アクリル絵の具を使用して帽子を染める方法です。
100円ショップには水彩絵の具もありますが、アクリル絵の具を使うと帽子にしっかりと色がつきます。
水彩絵の具は洗濯すると色が落ちやすいので色移りも心配ですからね。
染め方は、バケツに好みの色を入れて帽子が浸かるくらいの水を加えます。
水で薄まるため、色を濃くすることがポイントです。
その水に帽子を浸して色をつけた後、軽く絞り一晩放置します。
完全に乾かしてから洗えば、簡単に染め上げることができます。
アクリル絵の具は色の種類が豊富で、自由に色を混ぜ合わせて好みの色を作る楽しみがあります。
色のバリエーションが無限に広がり、何個も染めたくなるでしょう。
ダイソーなどでは絵の具がバラ売りで買えることもあります。
絵の具をバラ売りで変えるお店についてはこちらの記事に詳しくまとめてあります。
こちらもチェックしてみてください。
↓↓
絵の具をバラ売りで買える店!ダイソーやホームセンター
プリンターのインク
プリンターインクを利用して100円ショップのアイテムで帽子を手軽に染める手順。
まず、100円ショップでプリンターインクを購入します。
このインクを使用して、色あせた帽子や色を変えたい帽子に新たな生命を吹き込むことができます。
染める前に帽子を水で軽く洗い、全体が均一に湿るようにします。
帽子を濡らすことでインクが帽子の布に均等に広がりやすくなり、より綺麗に染め上がります。
帽子を十分に濡らした後は、余分な水を軽く絞り出します。
次に、プリンターインクを帽子に直接塗布します。
インクを塗る際は全体的に均一になるように、または部分的に色をつけてデザインを楽しむこともできます。
色の配置や量によって、個性的な帽子を作る楽しみがあります。
インクを塗った後、帽子を約一時間放置します。
この時間が経過したら、帽子を冷水で洗い流しインクが他のものに移らないようにします。
水が透明になるまで洗い続けることがポイントです。
その後、色止め処理を行います。
100円ショップで購入できるミョウバンを用いた自家製色止め液が効果的です。
お酢や塩、ミョウバンを加えて混ぜたお湯です。
これにより、色落ちを防ぎ色鮮やかな帽子を長持ちさせることができます。
油性ペン
さらに、100円ショップで売られている油性ペンも帽子の染色に活用できます。
油性ペンで帽子にデザインを描き、その上からエタノールを数滴垂らして色を滲ませます。
この方法では、消毒用エタノールとスポイトが必要ですが、これも100円ショップで手に入ります。
エタノールが乾いた後、アイロンを使って熱を加えることで描いたデザインが帽子に定着します。
これらの方法を用いることで、お手頃な価格で帽子をオリジナルに染め上げ、新しいファッションアイテムとして再利用する楽しさを体験できます。
お茶の葉やコーヒー
100円ショップで手に入る茶葉やインスタントコーヒーを使って、帽子を手軽に染める詳細な手順をご紹介します。
まずは100円ショップで紅茶や緑茶のティーバッグ、インスタントコーヒーを購入します。
これらの材料を使って、帽子にナチュラルな色を付けることができます。
帽子を染める前に、まずは帽子を水で軽く洗い、全体を濡らしておきます。
これにより、帽子の繊維が染料を均等に吸収しやすくなります。
次に、染料を作ります。
200ccの熱湯にティーバッグ2〜3個、またはインスタントコーヒー小さじ2〜4杯を加えます。
熱湯でこれらを溶かすことで、強い色の染料ができあがります。
この染料に帽子を浸し、色が帽子に十分に染み込むまで待ちます。
色の浸透具合は希望の色によって異なりますが、通常は数分から30分程度で十分な場合が多いです。
染めた後の帽子は、染料から取り出し軽く水気を切ります。
この際、絞ると色ムラが生じることがあるため、軽く振って余分な水を落とす程度に留めることが望ましいです。
その後、自然乾燥させます。
色をより濃くしたい場合や色持ちを良くしたい場合は、染料に塩、お酢、またはミョウバンを加えて色止めすることが効果的です。
これらの材料も100円ショップで手に入ります。
色止め材を加えた後、帽子をもう一度染料に浸すと色がより定着します。
墨汁
さらに、100円ショップの墨汁を使用して帽子を染める方法もあります。
帽子を染める前に水で濡らしておき、バケツに墨汁とお湯を混ぜた染料を作ります。
墨汁は非常に色が強いため、帽子を浸す時間は短めに設定することが重要です。
30分程度浸した後、色止めを行いしっかりと洗い流します。
これらの方法を用いることで、100円ショップの材料だけでオリジナルの染め帽子を作ることができます。
白い帽子は染めることでシックなグレーに、色のある帽子は深みのあるくすみカラーに変わり、全く新しいファッションアイテムが手に入ります。
帽子の色を抜く方法
帽子の色を抜くことで新しいスタイルを楽しむ方法もあります。
これには漂白剤を使います。
染めるのとは異なりますが、漂白剤を使うことで帽子の全体的な雰囲気を変えることが可能です。
まず、100円ショップで厚手のゴム手袋とバケツを用意しましょう。
漂白作業を行う場合は、よく換気のできる場所や屋外で作業することが重要です。
換気の悪い場所で漂白剤を使用すると、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
バケツには漂白剤と水を入れ、帽子が浸かるくらいの量にします。
色の抜け方を見ながら、必要に応じて漂白剤を追加することが大切です。
始めは漂白液を薄めにして、徐々に濃度を調整しましょう。
帽子が望む色になったら取り出し、しっかりと水洗いをします。
形が崩れにくい帽子なら、水洗いの後、洗濯機で洗うこともできます。
また、霧吹きやスポイトに漂白剤を入れて帽子に吹き付けたり垂らしたりすると、ユニークな模様を作ることができます。
霧吹きやスポイトも100円ショップで手に入りますので、これを利用してオリジナルのデザインを楽しむのも良いでしょう。
これらの方法を用いることで、漂白剤を使った帽子のアレンジが楽しめます。
ただ染めるだけではなく、色を抜くことで異なる風合いを楽しむことができます。
帽子を染めるときの注意点
帽子を染める際に使用できるグッズとその注意点について詳しく説明します。
100円ショップで手に入るタコ糸や紐、ゴムを使えば、簡単に絞り染めが楽しめます。
100円ショップにはさまざまな太さや種類の縛る材料があるので、帽子のデザインを考えながらお好みのものを選んでください。
帽子を畳んで縛る方法は、均等に縛ったり、交差させたり、部分的につまんで縛るなど工夫次第で様々な模様が作れます。
縛った後に染めて、解いた時の模様の出現は、染める楽しみの一つです。
ただし、この方法で帽子を染めるときは型崩れの可能性があるので、その点には注意が必要です。
特に絞り染めの場合、縛り方によっては帽子の形が大きく変わることもあります。
他の染料を使って帽子を染める際にも注意すべき点があります。
帽子の素材によって染料の選び方や染め方が異なるため、帽子のタグに記載されている素材情報を確認し、適した方法で染めることが大切です。
これらの点を踏まえつつ、100円ショップのグッズを活用して、オリジナルの帽子を楽しんでみてください。
まとめ
100均グッズで簡単に帽子を染める方法を紹介しました。
意外と簡単に出来るので、汚してもいい帽子から試してみてください。