生徒会の役員で自分に向いてそうな会計の職に就きたい。
そんな生徒さんもいることでしょう。
生徒会選挙では自分をアピールする演説という機会があります。
演説文を作るのは大変だと思います。
ここでは、生徒会の会計に立候補した場合の演説の例文と書き方について解説します。
生徒会の会計に立候補した人の演説の書き方
生徒会の役員選挙への立候補者は、演説をすることになります。
この演説は生徒会選挙において極めて重要です。
どのような演説が生徒たちに訴えかけるのでしょうか。
生徒会選挙での演説の主な構成を紹介していきます。
- 自己紹介
- 志望理由
- 公約
- 締め
それぞれを具体的に解説します。
自己紹介
最初に、自分自身を知ってもらうことが重要です。
「生徒会の役員に立候補しました、2年1組の○○です」
「みなさんはじめまして。生徒会会計に立候補した○○です」
のような簡潔な自己紹介で十分です。
志望理由
演説の中でも重要な要素の一つです。
典型的な例文です。
「学校行事や生徒の活動を今よりも活性化させたいと思い、立候補いたしました」
志望理由については後述でも詳しく説明します。
公約
公約とは当選後に実現する約束事です。
公約の要点は、具体的で実現可能な内容であることです。
「生徒会の予算や経費など、収支の透明化を図ります。それを実現するため、毎月の収支報告書の作成から始めていきます」
「地域の模範になるような学校生活の実現に努めます」
このような形で表現できます。
締め
最後に簡潔にまとめます。
「最後までご清聴ありがとうございました」
「みなさんの清き一票をよろしくお願いいたします」
「私たちで生徒会と学校を変えていきましょう」
生徒会の会計に立候補した人の演説の例文
上記の4つの構成を考慮して作成された生徒会会計に立候補した人の演説の一例です。
○年○組のAと申します。
この度、生徒会の会計に立候補させていただくことになりました。
なぜ私が会計に立候補したのか、その理由はいくつかあります。
まず、私は様々な活動でお金の管理や計画を行ってきました。
これまでの経験から、会計の仕事には私の強みや興味が合致していると感じています。
また、私は非常に几帳面で慎重かつ正確にお金を扱う姿勢を持っています。
これまでの学びや経験を活かし、生徒会の一員として皆さんの期待に応えられると思うからです。
生徒会の会計として、私の目標は透明性と効率性を重視し、学校全体の予算を適切に管理することです。
具体的な取り組みとして、学校行事や部活動への予算の公平な配分を心掛け、生徒たちがより良い学校生活を送れるよう支援していきたいと考えています。
また、皆さんと共に協力し、学校全体の発展に寄与できるよう努めてまいります。
私はあくまで皆さんの代表として、声を大切にし透明性を持った予算運用を目指します。
最後に、清き一票をお願い申し上げます。
皆さんの期待に応え、学校全体の発展に貢献できるよう全力で頑張ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
この例文を参考に、先生や友達と相談しながら自分に合った演説文を作成していきましょう。
生徒会の会計に立候補する理由として適切なもの
演説の中で「志望理由」を話すこともあります。
志望理由として伝えるべきポイントは以下の4つです。
- 自分に向いているから
- 生徒会でやりたいことがあるから
- 先輩の姿を見て憧れたから
- 挑戦したいから
それぞれ詳しく解説します。
自分に向いているから
立候補した役割に適していることは重要です。
自分が生徒会の会計としてどう適しているかを、具体的なエピソードを交えながら話すと信頼を得られるでしょう。
「私はこれまで家計簿をずっと付け続けてきました。地道に続けることが得意です。その強みを生徒会の会計で活かしていきたいです」
生徒会でやりたいことがあるか
「○○を実現するために生徒会に入りたい」
「実現に向けて公約として○○ことをします」
という志望理由と公約をまとめると理解されやすいです。
「学校や地域の美化に努めたいです。校内だけでなく近隣地域のゴミ拾いを実施します。
「生徒の声に耳を傾ける学校にしていきたいです。そのため、目安箱の設置や毎月アンケートの実施します」
「HPを充実させます」
先輩の姿を見て憧れたから
先輩に憧れたという志望理由の場合、先輩のどこに憧れたのかを明確に伝えます。
「私も先輩方みたいになりたいと思ったからです。現在の生徒会役員の先輩方の、みんなが笑顔になれる学校にしたという思いとその実行力に惹かれました」
挑戦したいから
素直にやってみたいという気持ちがある場合、そのまま素直に話すと良いでしょう。
「高校生活は一度しかありません。難しいことだからこそ挑戦したく思い立候補しました。」
会計に向いている志望理由の型は一つに絞れません。
なぜ自分は会計をしたいのか。
何度も自分に問い続けたり、先生にも何度も相談しながら考えてみましょう。
生徒会の会計は何をする？
生徒会会計の仕事について詳しくご説明いたします。
仕事内容を理解することで、演説の構成に有益なヒントが得られるかもしれません。
会計の仕事は簡潔に表現すると、お金の出し入れを管理することです。
これは家計簿のような役割を果たします。
従って、繊細さ、正確さ、そして地道な作業が求められます。
これらに抵抗がない方は、会計の仕事に向いているでしょう。
会計の具体的な業務は以下の通りです。
- 年度始めに予算案を決める
- 学校行事での予算管理
- 部費の適切な配分
- 年度末における総決算
- 支出と残高の確認
- 支出の記録
- 伝票の整理
これらの業務内容も参考にして、演説の検討を行ってみてくださいね
まとめ
生徒会の会計に立候補したときの演説文の例文を紹介しました。
なぜなりたいと思ったか、それと公約をまず書き出してみましょう。
うまく文章がまとまらなかったら先生などに協力してもらうのも手ですよ。