もし今まで布製のバスマットを使用してきたのであれば、全然異なる材質の「珪藻土製バスマット」に変えることには少し勇気がいるかもしれませんね。
実は私も使用していますが、購入するまではかなり迷いました。
「洗う必要がない」という点に魅力を感じましたが「本当に問題ないのか?」と疑問を持っていました。
「洗わない=衛生的でない?」と感じて、
虫が発生しないか?とか水虫はうつらないのか?とかカビが生えてこないか?とか、いくつか心配事がありました。
今回は、珪藻土のバスマットの使用に関して、虫が出ることはあるのか、水虫はうつらないのか、カビの発生はあるのかといった疑問に答えていきたいと思います。
珪藻土バスマットに虫はわくのか
結論から言いますと、虫はわきません。
珪藻土バスマットの購入を検討している際によく目にしたのが、珪藻土バスマットには虫が湧くという一文でした。
考えただけでゾッとしましたが、よく調べると「珪藻土バスマットに虫が現れる」という話は、実際にはバスマットからではなく家の中の珪藻土を使用した壁から虫が出たというものでした。
珪藻土は湿気を吸収し放出する性質があるため、室内の壁材としても用いられます。
しかし、珪藻土単体では固まらないため他の素材と混合されます。
壁として広範囲に使用する際は、コスト削減のために珪藻土の比率を下げることがありますが、これにより湿度調節機能が損なわれ虫が発生する原因になることも。
ただし、珪藻土自体は周囲の水分を吸収するため小さな虫が生息し続けるのは困難です。
珪藻土バスマットも、珪藻土以外の素材を含むものがあります。
でも、我が家では子供たちが濡れた足で使用しても素早く水分を吸収し足元を乾燥させてくれます。
吸収力は非常に優れており、珪藻土の含有量が多いことを実感しています。
珪藻土バスマットを使用していても、虫が発生する心配は無用です。
私自身、3年以上使用していますが虫の問題は一度もありません。
心配な場合は、商品説明が詳細で丁寧なものや日本製の商品を選ぶことをお勧めします。
珪藻土バスマットで水虫の心配は不要?
水虫の話題となると、共用のバスマットやその洗濯頻度について心配になる方も多いでしょう。
特に、「同じバスマットを複数人で使用する」上で「バスマットが洗われない」場合、水虫が伝染するのではないかという疑問が生じます。
実際には、水虫菌が皮膚に付着したとしても、体内に侵入し感染するまでには約24時間かかるため日々の足洗いで予防が可能です。
珪藻土バスマットの特性上、表面に水分が残りにくく、その結果として菌の増殖も抑えられるため水虫のリスクは低減されます。
しかし、バスマット上に落ちた皮膚片が他の人の足に付くことで、間接的に菌が伝播する可能性はあります。
そのため、水虫を持っている人の使用後にバスマットを拭くことは有効な予防策となります。
また、バスマットに付着したゴミやホコリは菌の栄養源となり得るため、定期的に表面を拭き取ることが推奨されます。
ただ、水虫が伝染するのはバスマットに限らず、家の床や公共の浴場、ジムなど多くの場所でのリスクがあります。
従って、バスマットの清潔を保つだけでなく家の清掃や日常的な足の洗浄も重要です。
我が家では、足専用の石鹸で水虫予防をしており特に暑い季節にはこの石鹸で足を洗うと非常に爽快感があります。
珪藻土バスマットにカビは生えるのか
珪藻土バスマットにカビが発生することはあるのでしょうか?
答えはバスマットの保管状態に大きく依存します。
カビの発生は、残念ながら可能性としてはあります。
私自身、過去にカビを生じさせた経験があります。
珪藻土バスマットは、その構造上、水分を吸収し環境の湿度に応じてそれを放出する能力を持っています。
これにより、理論上は常に乾燥状態を維持することができるはずです。
しかし、湿度が高い場所に置き続けたり水分の放出が不十分な場合、カビが生えるリスクがあります。
私がカビを発生させたのは、夏場に設置した子供用のプールで珪藻土バスマットを使用した後、以下の理由で湿気が閉じ込められたためです。
- 複数の子供が使用したこと
- 同日にお風呂使用時にも利用したこと
- 十分な日陰での乾燥ができなかったこと
これらの条件が重なり、バスマット内の湿度が飽和状態になり結果的にカビが生じました。
そのことがあってから、バスマットを適切に乾燥させることに特に注意しています。
珪藻土バスマットは洗う必要はありませんが、使用後は立てかけて保管したり定期的に風通しの良い場所で日陰干しをするなどして、内部の湿気を効果的に放出することが重要です。
まとめ
珪藻土バスマットに虫がわくのかどうかについて解説しました。
普通に使てる限り虫がわくことはありません。
すぐ乾くので使い勝手は良いですよ。