柊は、古くから魔除けに使われてきた樹木です。
柊の葉や枝には、悪い気を払う効果があるとされてきました。
では、柊を置く方角や場所はどう選ぶべきなのでしょうか?
また、玄関に置くことは良いのでしょうか?
今回は、柊を魔除として置く時の方角や置き方、柊が魔除けになる理由と由来について解説します。
柊の魔除け効果がある方角は?玄関は?
一般的には、柊は鬼門と呼ばれる北東の方角に置くのが基本で、悪い気や災難を遠ざけることができるとされています。
北東の他には南西に置くと良いでしょう。
南西は北東の反対側の方角になりまして、「裏鬼門」と呼ばれています。
裏鬼門も鬼門と同じで鬼が入ってくる場所といわれているのです。
また方角に関係なく玄関に置くのでも大丈夫です。
玄関は人が出入りする場所ですから色々なものが出入りする場所です。
悪い物が出入りしないよう玄関に柊を置いておくのも厄除けの効果があります。
柊を魔除けや厄除けの意味で植えるとき、地植えじゃないと効果がないと思われる方もいます。
でも、地植えじゃなく、鉢植えでも効果があるとされています。
ですので、玄関に鉢植えの柊を置いても効果ありますよ。
柊が魔除けになる理由と由来
柊が魔除けになる理由は、その葉っぱの形や色などにあります。
柊の葉っぱは尖っており、刃物のように見えます。
このトゲトゲの葉っぱが悪霊や邪気を切り払うことができると考えられてきました 。
また、柊は常緑であり冬でも緑色を保ちます。
冬でも緑色なのが生命力や不変性を象徴し、邪気から身を守る力があると信じられてきました 。
これらの理由から柊は魔除けとして庭に植えられたりしてきたのです。
柊は冬の時期にも緑色の葉を保つ植物で、魔除けや厄除けに使われることがあります。
柊の育て方と剪定のコツ
柊を育てるときには、剪定や水やりなどのお手入れが大切です。
柊の育て方と剪定のコツを簡単に紹介します。
柊の育て方
柊は日当たりが良くて水はけのよい場所を好みます。
土は腐葉土や赤玉土などの栄養が豊富なものが適しています。
柊は乾燥に弱いので、土が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。
柊は肥料をあまり必要としませんが、生育が悪い場合は、春と秋に緩効性の肥料を与えると良いです。
柊の剪定のコツ
柊は年に1回から2回、春と秋に剪定をすると良いです。
春は芽吹く前の3月から4月に、秋は花が咲き終わった後の10月から12月に行います。
柊は刈り込んでも枝を出す力が強いので、好きな形に整えることができます。
丸くしたり四角くしたりする場合は、刈り込みで形を作ってください。
柊の枝は一か所から2本以上出てどんどん増えていくので、葉が密集して日当たりや風通しが悪くならないように枝抜きをしてください。
枝抜きは付け根から切るか、分岐点から切るかしてください。
枝先だけ切ると枝が増えすぎてしまいます。
まとめ
柊を魔除けや厄除けに使う際の方角や場所について解説しました。
北東や玄関に置くのが良いですね。