何かの拍子に合皮バッグに色移りすることがあります。
お気に入りのバッグが変色したりするとショックですよね。
ここでは、合皮バッグに色移りした場合の簡単な対処法や落とし方を紹介していきます。
合皮バッグの臭い取りについてはこちらの記事にまとめてあります。
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合皮バッグの臭い取りを簡単にやる方法
合皮バッグに色移りしてしまった場合の対処法
合皮バッグに色移りしてしまった場合の対処法をいくつか紹介していきます。
まず最初に、消しゴムを使用する方法です。
消しゴムを使って擦ります。
これだけの手順で、かなり色が落ちることがあります。
非常に簡単なので、まずは試してみてください。
もし消しゴムだけでは落ちない場合は、次の方法をお試しください。
次に、除光液を使用する方法です。
100円均一の店でボトル入りのものが販売されており、経済的に利用できます。
100円で手に入るなら、思い切ってたくさん使用してみることもできますね。
シート状のものも100円均一で入手可能で、手間が省けておすすめです。
除光液を染み込ませ、色が移った部分を軽く拭き取るだけです。
拭き取った後は、水で湿らせたタオルで残留の除光液を拭き取ります。
アルコール類もマジックなどの汚れを良く落とすことができますが、一部の素材では表面が変質する可能性があるため、本革などの合皮以外には使用しないでください。
安全を確認するために、目立たない箇所で試してから実行しましょう。
もう一つの方法として、おしゃれ着用の洗剤(中性洗剤)を使用する方法があります。
中性洗剤としては、エマールやキュキュットなどが挙げられます。
洗面器に水を張り、洗剤を10mLほど溶かします。
洗剤を布に染み込ませ、優しくたたいて汚れを取り除きます。
ただし、これも本革などの合皮以外には適していませんので、使用を避けてください。
他にも、クレンジングクリームやサラダ油をゆっくりと馴染ませながら拭き取る方法もあります。
拭き取った後は、水で湿らせたタオルで丁寧に拭き取ってください。
メラミンスポンジを使う方法も効果的です。
優しく全体を擦ってください。
身近なものを使用した方法でも、これだけたくさんあるんですね。
なお、使用する前には合皮専用の艶出し用ワックスや保護クリームを使うと、汚れやほこりがつきにくくなります。
購入したお店で入手可能であれば、ぜひ一緒に購入してみてください。
合皮のバッグの寿命
一般的に、合皮素材の寿命は2年から3年ほどとされています。
何も手入れをしなくても、約5年で劣化が進み使用に耐えられなくなります。
寿命がかなり短いと感じられるかもしれませんね。
合皮は主に石油製品であり、その多くはポリウレタンと呼ばれる素材からできています。
この素材は「加水分解」と呼ばれる、空気中の水分と結合して徐々に劣化していく現象が起こります。
したがって、まったく使用していなくても、素材が作られてから約5年で自然に傷んでいく仕組みです。
合皮の寿命が2年から3年ということでしたが、生地が出来てからバッグなどの商品になるまでのに結構時間がかかっていたとしたら、寿命はもっと短くなり購入後1年から2年ほどで劣化する可能性もありますね。
大切に使っていても、自然と表面が剥がれてくるとなると悲しいことですね。
合皮バッグの寿命を長くする使い方と効果的な保管方法
合皮バッグを長く使用するための手軽で続けやすい方法をご紹介します。
◆直射日光を避けましょう。
使用中は避けられないかもしれませんが、保管する際は直射日光の当たらない場所を選びましょう。
◆通気性の良い場所で保管しましょう。
合皮は高温多湿に弱いため、クローゼットではなく風通しの良い場所が適しています。
しかし、そういった場所を見つけるのが難しい場合は、シリカゲル(乾燥剤)や新聞紙を入れることで湿気や型崩れから守ることができます。
特に新聞紙を使用すると型崩れも防げるのでおすすめです。
◆濡れたらすぐに拭き取りましょう。
合皮は高温多湿に弱いため、雨の日に濡れた場合はすぐに拭き取ることが大切です。
ハンカチやミニタオルを使って拭いてください。
◆汚れを落としましょう。
ホコリを払った後、中性洗剤で優しくパッティングする方法があります。
擦らないようにするのが重要です。
合皮は本革よりも経済的で雨の心配も少ない便利な素材です。
お気に入りのデザインならできるだけ長く愛用したいと思いますよね。
通勤に使う場合は毎日使いますし、特定の形や仕様にこだわりがあることも考えられます。
しっかりとお手入れをして、長く利用したいものですね。
まとめ
合皮バッグに色移りした場合の落とし方や保管方法についてお話しました。
色移りを落とすときは念のため目立たないところで試してから実行してくださいね。