ワールドカップでラグビーの面白さに気づいた方も多いでしょう。
ラグビーでは様々なポジションがあり、それぞれが重要な役割を果たしています。
中でも特に注目されるポジションに「スタンドオフ」があります。
今回は、スタンドオフがどうして花形として注目されるのか、物理的に一番大変なポジションについて紹介します。
スタンドオフが注目される理由
スタンドオフとは、チームの戦略を決める中核的なポジションです。
背番号は10番です。
主にスクラムの後ろでプレイし、チームの動きを指揮します。
このポジションが重要視されるのは、プレイの大部分をコントロールし試合の流れを左右するためです。
司令塔とも呼ばれます。
主に攻撃の際には、パスやキックでチームをリードします。
このポジションは、守備ではタックルも行いながら、攻撃ではチームの進行を決定するため、非常に責任が重大です。
特に、スタンドオフは重要なキック、ドロップゴールやペナルティキックを行うことも多く、試合の勝敗を直接的に影響することがあります。
2019年のワールドカップでは、日本代表で田村優選手がこのポジションを務め、国際的にはニュージーランドのボーデン・バレット選手やイングランドのオーウェン・ファレル選手が知られています。
2023年のW杯では松田力也選手が10番をつけました。
かつては、ミスターラグビーとも呼ばれた平尾誠二氏も日本代表ではスタンドオフを務めることもありました。
古くは新日鉄釜石の7連覇の立役者・松尾雄治氏もスタンドオフでした。
ラグビーで最も体力を要求されるポジションはどこか?
ラグビーの各ポジションには特有の役割があり、どれも身体的に要求が厳しいです。
特に体を酷使するポジションは、フォワード(FW)のグループにあります。
フォワードは、スクラムの前列(プロップ、フッカー)、中列(ロック)、後列(フランカー、No.8)に分けられます。
その中で特に体力的に厳しいのはフランカーでしょう。
フランカーは攻撃と守備の両方で重要な役割を担い、運動量が非常に多いポジションです。
攻撃では速さとボール扱いが求められ、守備では強いフィジカルが必要とされます。
このポジションは、持久力と全体的な運動能力が非常に重要です。
日本代表では、リーチ・マイケル選手やピーター・ラブスカフニ選手がこの役割を果たしています。
フランカーはスクラムでの押しや、多くの場面でのタックルが求められ、攻撃にも積極的に関わります。
プロップやフッカーよりも走る機会が多く、スクラムやモール、タックルなどでの身体的な負荷が大きいです。
このような要求の高いポジションは、非常にタフであり、そのために一部ではフランカーが最も魅力的なポジションだとも評価されています。
まとめ
ラグビーの様々なポジションについて説明しました。
特に目立つポジションや物理的に厳しいポジションに焦点を当ててみました。
ラグビーのポジションはそれぞれが独自の重要な役割を持ち、中にはボールに触れる機会が少なくとも体を使うポジションもあります。
これらのポジションに注目しながら試合を観ることで、ラグビーのさらなる魅力に気付くかもしれません。