フリーザーバッグやプラスチックの密閉容器に入れた冷凍カレーを温めるときは、鍋にお湯を沸かし、その中にカレーが入った容器を入れて温めると、均一に温まります。
電子レンジを使った温め方も便利ですが、外側が熱くなりすぎて中が冷たいままになることや、長時間加熱すると容器が溶けるリスクもあるため、注意が必要です。
カレーの保存で油や匂いが気になる場合は、プラスチックよりもガラス製の容器を使うことをお勧めします。
ガラスは匂いが移りにくく、清潔に保てます。
冷凍カレーを温めるコツ
ジップロックを使った湯煎法
ジップロックに入れたカレーは、鍋で湯煎するのが効果的です。
この方法では、特にジップロックが最適ですが耐熱性のあるものを選ぶことが重要です。
ジップロックが鍋に直接触れると破れる可能性があるため、耐熱皿やざるを使って間に隙間を作りましょう。
沸騰したお湯で温めた後、火を止めると安全に温められます。
冷凍状態から直接湯煎すると時間がかかるので、可能であれば事前に冷蔵庫で少し解凍しておくと早く済みます。
また、もっと手軽に温めたい場合は、流水で表面を少し解凍後、耐熱皿に移して電子レンジで加熱する方法もあります。
タッパーを使った湯煎法
多くの人がタッパーでカレーを冷凍しています。
タッパーでもジップロックと同じ湯煎の方法を使用します。
ただし、小さめで耐熱性のあるタッパーを使用することがおすすめです。
小さなタッパーは食べる分だけを便利に解凍でき、解凍時間も短くて済みます。
ジップロックと同様に、タッパーが鍋に触れないよう工夫しましょう。
ふたがしっかり閉まらない場合は、タッパーを別のジップロックに入れて湯煎する方法も効果的です。
容器への匂い移りを防ぐためには、タッパーの内側にラップを敷くと、カレーが直接触れることなく匂いや汚れも防げます。
冷凍カレーを電子レンジで温めるのは避けよう
電子レンジは、冷凍食品をすぐに温めたいときに便利ですが、冷凍カレーの場合は推奨されません。
電子レンジを使うと加熱が不均一になりがちで、外は温まっても内部は冷たいままになることがよくあります。
さらに、カレーを温め直そうとすると、使用しているジップロックやタッパーが熱で変形したり、溶けたりするリスクがあります。
これはカレーの油分が熱を持ちやすく、容器の耐熱限界を超えることが原因です。
そのため、ジップロックに保存したカレーを電子レンジで温める場合は、一度皿に移してから再加熱することが大切です。
カレーの冷凍保存に向いている種類
カレーの中には冷凍に適さない種類もあります。
特にジャガイモは冷凍すると食感が損なわれ、美味しさが減少します。
ジャガイモを使ったカレーを冷凍する場合は、ジャガイモを取り除くか、細かく潰すことがお勧めです。
冷凍向きのカレーとしては、ドライカレーが最適です。
ひき肉や小さく切った野菜が使用されているため、形が崩れにくく、ラップで包んで冷凍しやすく、解凍も簡単です。
冷凍と解凍が手軽なので、ドライカレーの冷凍保存は特に推奨されます。
まとめ
冷凍したカレーの解凍方法には注意が必要です。
ジップロックやタッパーに保存したカレーは、電子レンジでそのまま加熱するのは適していません。
最良の方法は湯煎で、以下の点に気を付けてください。
- 湯煎に適したタイプのジップロックやタッパーを使用する。
- 鍋の内側に直接触れないようにする。
- 湯煎は安全で効果的ですが、少し手間がかかることもあります。
カレーの解凍は少し工夫が必要ですが、上手に行えば美味しくいただけます。